話題株ピックアップ【夕刊】(3):かんぽ生命、武田、リボミック

注目
2020年8月11日 15時27分

■かんぽ生命保険 <7181>  1,560円  +89 円 (+6.1%)  本日終値

7日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は25%増益で着地」が好感された。

かんぽ生命保険 <7181> が8月7日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比24.9%増の699億円に伸び、通期計画の2000億円に対する進捗率は35.0%に達し、5年平均の23.4%も上回った。

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■C&Fロジ <9099>  1,761円  +96 円 (+5.8%)  本日終値

7日に決算を発表。「非開示だった今期経常は13%増で5期連続最高益、未定だった配当は22円実施」が好感された。

C&Fロジホールディングス <9099> が8月7日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比33.0%増の15.8億円に拡大した。また、従来未定としていた今期の上期配当を11円(前年同期は11円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も11円実施する方針とした。年間配当は22円となる。

⇒⇒C&Fロジの詳しい業績推移表を見る

■藤森工業 <7917>  3,860円  +200 円 (+5.5%)  本日終値

7日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は22%増益で着地」が好感された。

藤森工業 <7917> が8月7日大引け後(16:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比21.9%増の32.5億円に伸び、通期計画の83億円に対する進捗率は39.2%に達し、5年平均の27.3%も上回った。

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■熊谷組 <1861>  2,572円  +132 円 (+5.4%)  本日終値

7日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は13%増益で着地」が好感された。

熊谷組 <1861> が8月7日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比13.2%増の44.2億円に伸びたが、通期計画の258億円に対する進捗率は17.1%となり、5年平均の13.3%とほぼ同水準だった。

⇒⇒熊谷組の詳しい業績推移表を見る

■スターゼン <8043>  4,100円  +200 円 (+5.1%)  本日終値

7日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は9%増益で着地」が好感された。

スターゼン <8043> が8月7日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比9.1%増の16.2億円に伸び、通期計画の36億円に対する進捗率は45.0%に達し、5年平均の22.3%も上回った。

⇒⇒スターゼンの詳しい業績推移表を見る

■オンコリス <4588>  2,170円  +104 円 (+5.0%)  本日終値

7日に発表した「テロメライシンフェーズ2治験で契約」が買い材料。

頭頸部がんを対象としたテロメライシンのフェーズ2医師主導治験実施で米コーネル大学の研究グループと契約。

■レック <7874>  1,757円  +76 円 (+4.5%)  本日終値

レック<7874>が急反発し、年初来高値を更新した。7日の取引終了後に発表した21年3月期第1四半期(4~6月)の連結経常利益が18億8800万円(前年同期比77.3%増)に拡大して着地しており、これを好感する買いが入った。新型コロナウイルス感染症の影響で清掃・衛生用品を中心に販売が大幅に増加したうえ、前期に連結化したエフトイズ・コンフェクトの業績も加わり、売上高は129億9100万円の同14.5%増と2ケタ増収を達成した。衛生用品の増産で生産性が向上したことも大幅増益につながった。第1四半期経常利益の上期計画23億5000万円に対する進捗率は80.3%に達しており、業績上振れが期待される。

■武田薬品工業 <4502>  3,962円  +155 円 (+4.1%)  本日終値

武田薬品工業<4502>は3日ぶりに反発。前週末7日の取引終了後、米バイオテクノロジー企業のノババックスが開発中の新型コロナウイルス感染症ワクチンに関し、日本における開発、製造、流通に向けて同社と提携すると発表しており、これが好感された。今回の提携により、ノババックスは武田へワクチンの製造技術の使用許諾および移転を行い、武田は厚生労働省への承認申請ならびに、日本における同ワクチンの製造および流通を行う。なお、武田はノババックスからのワクチン製造技術の移転、生産設備の整備、およびスケールアップの資金として厚労省から助成金を受領する。同社では、年2億5000万回分以上の生産能力を整備することを見込んでいるという。

■日特建設 <1929>  776円  +29 円 (+3.9%)  本日終値

日特建設<1929>は続伸。前週末7日の取引終了後、第2四半期累計(4~9月)連結業績予想について、売上高を270億円から300億円(前年同期比5.2%増)へ、営業利益を5億1000万円から14億円(同23.7%減)へ、純利益を3億円から7億6000万円(同36.4%減)へ上方修正したことが好感された。工事の施工促進策などが寄与し、売上高が計画を上回る見通しであることに加えて、工事利益率の改善が利益を押し上げた。なお、21年3月期通期業績予想は、売上高644億円(前期比1.7%減)、営業利益40億円(同18.4%減)、純利益26億円(同20.2%減)の従来見通しを据え置いている。同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高137億2500万円(前年同期比3.0%増)、営業利益6億9400万円(同28.5%増)、純利益4億8700万円(同45.9%増)だった。

■日経レバ <1570>  19,690円  +720 円 (+3.8%)  本日終値

NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が一時700円を超える上昇をみせ1万9680円まで上値を伸ばした。日経平均に連動するETFで変動率が2倍に基本設定されており、ハイボラティリティな地合いでは短期の値幅取りを狙った個人投資家資金のトレード対象として商いが活発化する傾向が強い。きょうは引け後の決算発表に絡む思惑も絡みソフトバンクグループ<9984>が東証1部上場企業のなかで断トツの売買代金をこなしたが、日経レバはそれを更に大きく上回っている。新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感は一段と強まっているものの、前日の米国株市場ではトランプ米政権による財政出動への期待から景気敏感株を中心に買われNYダウが大幅続伸しており、東京株式市場もこれを引き継ぎリスクオンの流れが形成された。

■菊水化学工業 <7953>  449円  +80 円 (+21.7%) ストップ高   本日終値

菊水化学工業<7953>がストップ高の449円に買われた。前週末7日の取引終了後、幸成商事(大阪市中央区)と共同で、酸化チタンの光触媒作用を用いたクラスター対策用空気殺菌装置「ラジカルバスターV1」を17日から販売すると発表しており、これが好感された。同装置は、装置の製造を担当する幸成商事の石幸成和社長が、アナターゼ型酸化チタンと特殊フッ素樹脂を用いて高濃度酸化チタンボードを作成する基本特許を取得しており、それに基づいて開発されたもの。新型コロナウイルスと類似性の高いとされる、バクテリオファージQβやA型インフルエンザウイルスなどを用いた抗ウイルス試験で高い削減率を示したことから、今回の販売に至ったという。なお、通期業績に与える影響は軽微としている。同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高39億500万円(前年同期比25.9%減)、営業損益1億6100万円の赤字(前年同期1億200万円の黒字)となった。なお、21年3月期通期業績予想は引き続き未定としている。

■リボミック <4591>  626円  +100 円 (+19.0%) ストップ高   本日終値

リボミック<4591>がストップ高。正午ごろ、新型コロナウイルス感染症の治療用アプタマー(特定の分子と特異的に結合する核酸分子)の開発において、ヒット化合物の取得に成功したと発表しており、これが好感された。同社では、新型コロナウイルス感染症に対する治療用アプタマーの創製に取り組んできたが、同社のプラットフォーム技術であるRiboARTシステムによる配列解析の結果、多数の候補配列情報を取得。得られた候補アプタマーを合成し、スクリーニングの結果、標的タンパク質と結合するアプタマーを複数特定することに成功したという。同社では今後、医薬開発候補となるリード化合物の創出を目指すとしている。

■アクセル <6730>  948円  +150 円 (+18.8%) ストップ高   本日終値

アクセル<6730>がストップ高に買われた。7日の取引終了後に発表した21年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算は、売上高25億6400万円(前年同期比67.4%増)、経常利益4億2500万円(同39倍)といずれも急拡大しており、これを好感する買いが入った。主力のパチンコ・パチスロ機向けを中心にグラフィックスLSIやメモリモジュール製品の販売が急増した。パチンコ・パチスロ機向けはグラフィックスLSIが前年同期比約5万個増加となる約17万個を販売したほか、メモリモジュール製品は採用顧客の旺盛な需要に支えられ大幅な販売増加となった。

■DMソリュ <6549>  961円  +150 円 (+18.5%) ストップ高   本日終値

ディーエムソリューションズ<6549>がストップ高。前引け後、第2四半期累計(4~9月)連結業績予想について、売上高を62億9900万円から64億6700万円(前年同期比2.7%減)へ、営業利益を3900万円から2億円(同2.1倍)へ、最終利益を2400万円から1億2600万円(同98.7%増)へ上方修正したことが好感された。インターネット事業で展開しているバーティカルメディアサービスでSEO施策が良好に推移したことに加えて、同サービスで展開する比較サイトが、外出自粛や在宅勤務の広がりなどによる巣ごもり需要の高まりを受けて、送客数が伸長したことなどが寄与する。なお、21年3月期通期業績予想は売上高139億4900万円(前期比3.8%増)、営業利益2億円(同5.7%減)、最終利益1億72600万円(同1億200万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高31億7000万円(前年同期比5.2%減)、営業利益1億6100万円(同3.5倍)、最終利益1億700万円(同3.6倍)だった。

●ストップ高銘柄

リグア <7090>  2,910円  +500 円 (+20.8%) ストップ高   本日終値

など、10銘柄

●ストップ安銘柄

豊商事 <8747>  940円  -300 円 (-24.2%) ストップ安   本日終値

GMO TECH <6026>  2,960円  -700 円 (-19.1%) ストップ安   本日終値

日本ロジテム <9060>  3,870円  -700 円 (-15.3%) ストップ安   本日終値

など、3銘柄

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