前日に「買われた株!」総ザライ (2) ―本日につながる期待株は?―

注目
2020年8月12日 5時30分

■T&D <8795>  1,007円 (+86円、+9.3%)

T&Dホールディングス <8795> が急反発。同社は7日大引け後に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.8倍の839億円に急拡大し、通期計画の1830億円に対する進捗率は45.9%に達し、5年平均の25.5%も上回った。

■伊予銀 <8385>  697円 (+58円、+9.1%)

伊予銀行 <8385> が急反発。同社は7日大引け後に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.0倍の158億円に急拡大した。併せて、4-9月期(上期)の同利益を従来予想の145億円→195億円(前年同期は163億円)に34.5%上方修正し、一転して19.4%増益見通しとなった。

■天馬 <7958>  1,701円 (+137円、+8.8%)

天馬 <7958> が急反発。同社が発行済み株式数(自社株を除く)の4.2%にあたる100万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。買い付け期間は8月11日から21年8月10日まで。

■菱地所 <8802>  1,689円 (+113.5円、+7.2%)

三菱地所 <8802> が続急伸。同社は7日大引け後に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比16.7%増の513億円に伸び、通期計画の1690億円に対する進捗率は30.4%に達し、5年平均の21.2%も上回った。

■ミライトHD <1417>  1,548円 (+103円、+7.1%)

ミライト・ホールディングス <1417> は急反発。7日の取引終了後に発表した21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比49.8%増の25億6000万円に拡大しており、これを好感する買いが入った。ICTソリューション事業で大手電機販売店向けソフト開発案件が完成したほか、モバイル関連の工事部材や学校向けパソコン・サーバーなどの販売が増加したことが寄与。また、空調工事やNTT <9432> 向けの設備運営業務が増勢だったことも業績拡大に貢献した。

■山一電機 <6941>  1,365円 (+80円、+6.2%)

山一電機 <6941> が4日ぶり急反発。同社は7日大引け後に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比41.8%増の6.6億円に拡大した。同時に、従来未定としていた今期の上期配当を10円(前年同期は10円)実施する方針とした。下期配当は引き続き未定とした。

■かんぽ生命 <7181>  1,560円 (+89円、+6.1%)

かんぽ生命保険 <7181> が急反発。同社は7日大引け後に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比24.9%増の699億円に伸び、通期計画の2000億円に対する進捗率は35.0%に達し、5年平均の23.4%も上回った。

■C&Fロジ <9099>  1,761円 (+96円、+5.8%)

C&Fロジホールディングス <9099> が続急伸。同社は7日大引け後に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比33.0%増の15.8億円に拡大した。また、従来未定としていた今期の上期配当を11円(前年同期は11円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も11円実施する方針とした。年間配当は22円となる。

■藤森工業 <7917>  3,860円 (+200円、+5.5%)

藤森工業 <7917> が急反発。同社は7日大引け後に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比21.9%増の32.5億円に伸び、通期計画の83億円に対する進捗率は39.2%に達し、5年平均の27.3%も上回った。

■熊谷組 <1861>  2,572円 (+132円、+5.4%)

熊谷組 <1861> が急反発。同社は7日大引け後に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比13.2%増の44.2億円に伸びたが、通期計画の258億円に対する進捗率は17.1%となり、5年平均の13.3%とほぼ同水準だった。

■スターゼン <8043>  4,100円 (+200円、+5.1%)

スターゼン <8043> が続急伸。同社は7日大引け後に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比9.1%増の16.2億円に伸び、通期計画の36億円に対する進捗率は45.0%に達し、5年平均の22.3%も上回った。

■オンコリス <4588>  2,170円 (+104円、+5.0%)

オンコリスバイオファーマ <4588> [東証M]が続急伸。同社が頭頸部がんを対象としたテロメライシンのフェーズ2医師主導治験実施で米コーネル大学の研究グループと契約すると発表したことが買い材料視された。

■レック <7874>  1,757円 (+76円、+4.5%)

レック <7874> が大幅反発し、年初来高値を更新した。7日の取引終了後に発表した21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が18億8800万円(前年同期比77.3%増)に拡大して着地しており、これを好感する買いが入った。新型コロナウイルス感染症の影響で清掃・衛生用品を中心に販売が大幅に増加したうえ、前期に連結化したエフトイズ・コンフェクトの業績も加わり、売上高は129億9100万円の同14.5%増と2ケタ増収を達成した。衛生用品の増産で生産性が向上したことも大幅増益につながった。第1四半期経常利益の上期計画23億5000万円に対する進捗率は80.3%に達しており、業績上振れが期待される。

■武田 <4502>  3,962円 (+155円、+4.1%)

武田薬品工業 <4502> が3日ぶりに大幅反発。前週末7日の取引終了後、米バイオテクノロジー企業のノババックスが開発中の 新型コロナウイルス感染症ワクチンに関し、日本における開発、製造、流通に向けて同社と提携すると発表しており、これが好感された。今回の提携により、ノババックスは武田へワクチンの製造技術の使用許諾および移転を行い、武田は厚生労働省への承認申請ならびに、日本における同ワクチンの製造および流通を行う。なお、武田はノババックスからのワクチン製造技術の移転、生産設備の整備、およびスケールアップの資金として厚労省から助成金を受領する。同社では、年2億5000万回分以上の生産能力を整備することを見込んでいるという。

■日特建 <1929>  776円 (+29円、+3.9%)

日特建設 <1929> が大幅続伸。前週末7日の取引終了後、第2四半期累計(4-9月)連結業績予想について、売上高を270億円から300億円(前年同期比5.2%増)へ、営業利益を5億1000万円から14億円(同23.7%減)へ、純利益を3億円から7億6000万円(同36.4%減)へ上方修正したことが好感された。工事の施工促進策などが寄与し、売上高が計画を上回る見通しであることに加えて、工事利益率の改善が利益を押し上げた。なお、21年3月期通期業績予想は、売上高644億円(前期比1.7%減)、営業利益40億円(同18.4%減)、純利益26億円(同20.2%減)の従来見通しを据え置いている。同時に発表した第1四半期(4-6月)決算は、売上高137億2500万円(前年同期比3.0%増)、営業利益6億9400万円(同28.5%増)、純利益4億8700万円(同45.9%増)だった。

■日経レバ <1570>  19,690円 (+720円、+3.8%)

NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 <1570> [東証E]が4日ぶり反発。一時1万9710円まで上値を伸ばした。日経平均に連動するETFで変動率が2倍に基本設定されており、ハイボラティリティな地合いでは短期の値幅取りを狙った個人投資家資金のトレード対象として商いが活発化する傾向が強い。11日は引け後の決算発表に絡む思惑も絡みソフトバンクグループ <9984> が東証1部上場企業のなかで断トツの売買代金をこなしたが、日経レバはそれを更に大きく上回っている。新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感は一段と強まっているものの、10日の米国株市場ではトランプ米政権による財政出動への期待から景気敏感株を中心に買われNYダウが大幅続伸しており、東京株式市場もこれを引き継ぎリスクオンの流れが形成された。

※11日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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