富士石油が続急伸、4~6月期営業大幅黒字化で上期計画を大幅に上回る
富士石油<5017>が続急伸、低位株の強みを発揮して上値追いを加速させている。同社が11日取引終了後に発表した20年4~6月期決算は営業利益が34億9800万円(前年同期実績は37億800万円の赤字)と大幅黒字転換し、上期計画の28億円を大幅に超過した。これがサプライズとなり投資資金の攻勢を誘っている。新型コロナウイルス感染拡大による原油需要の減退で製品マージンは悪化しているものの、在庫影響で原価が押し下げられたほか、定期修理の影響解消が損益改善に貢献した。株価は200円未満で値ごろ感が意識され、前日に6.8%高と大幅高していたが、きょうも目先筋の売りを吸収して一段と上げ足を強めている。