デジハHDが3連騰、未定としていた21年3月期営業は2ケタ増益見込む
デジタルハーツホールディングス<3676>が3連騰している。11日の取引終了後、未定としていた21年3月期の連結業績予想を発表しており、売上高230億8000万円(前期比9.2%増)、営業利益16億円(同14.8%増)、純利益11億円(同38.9%増)と2ケタ増益を見込んでいることが好感されている。
顧客企業でソフトウェア開発の一部に遅延や延期が発生したことにより、一時的に受注が減少したものの、足もとでは徐々に需要回復に向けての動きが出始めており、今後、年末商戦期に向けデバッグが繁忙期を迎えることや、企業のIT投資の増加やセキュリティー需要の拡大を背景に、エンタープライズ事業で引き続き右肩上がりの高い成長が見込めることが牽引するという。また、前期まで投資が先行していたエンタープライズ事業で、セグメント利益の通期黒字化が見込めることも寄与する。
なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高50億9300万円(前年同期比2.1%増)、営業利益1億5800万円(同16.4%減)、純利益9900万円(同11.8%減)だった。