ウイルテックがS高、21年3月期最終利益予想の上方修正を好感
ウイルテック<7087>はストップ高に買われている。11日の取引終了後、21年3月期連結業績予想について、最終利益を2億9900万円から4億7800万円(前期比37.5%減)へ上方修正したことが好感されている。
主力のマニュファクチャリングサポート事業で、電子部品・デバイス関連分野は経済活動の停滞の影響を受けたことにより全体としての受注は低調となり、売上高は251億5500万円から250億6400万円(同1.1%増)へ下方修正した。ただ、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、従業員を休業させた際に人件費を補助する雇用調整助成金(約3億3000万円)を活用することが利益に寄与する見通しだ。
なお、同社は今年3月に東証2部に新規上場したため前年同期との比較はできないが、同時に発表した第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高57億9900万円、最終損益7300万円の赤字だった。