JCRファーマがもみ合い上放れ、好業績で新薬開発力の高さに注目高まる

材料
2020年8月12日 14時16分

JCRファーマ<4552>が続伸で1万500円近辺のもみ合いを上放れてきた。製薬会社と創薬ベンチャーの両面を併せ持ち、安定した業績と新薬開発力の高さが機関投資家などの買いを継続的に呼び込んでいる。遺伝子組み換え天然型ヒト成長ホルモン製剤「グロウジェクト」や間葉系幹細胞を使った細胞医薬品「テムセル」などの有力商品が業績拡大に貢献。高難度の血液脳関門の通過技術「J-Brain Cargo」を活用した新薬開発にも傾注し、同分野の基盤的知財を有する米バイオベンチャーを傘下に収めるなどM&A戦略で開発力を強化しており、今後の展開に期待がかかっている。遺伝子難病「ライソゾーム病」のハンター症候群を対象とする治療薬については秋口の承認申請を目指し、これもマーケットの注目材料となっている。

出所:MINKABU PRESS

最終更新日:2020年08月12日 14時19分

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