ジャパンベストレスキューシステム---3Q売上高微減、保険事業は2ケタ増収増益

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2020年8月13日 10時53分

ジャパンベストレスキューシステム<2453>は7日、2020年9月期第3四半期(19年10月-20年6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比1.8%減の90.23億円、営業利益が同6.7%減の10.48億円、経常利益が同11.9%減の11.03億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同54.4%減の5.10億円となった。

駆けつけ事業の売上高は前年同期比4.3%減の10.86億円、営業利益は同84.8%減の0.17億円となった。自社運営サイトである生活救急車サイトの集客拡大と作業単価の向上が進んだが、他社サイトとタウンページからの集客が減少したことに加え、緊急事態宣言下における顧客の作業依頼マインドの低下が重なった。

会員事業の売上高は同8.1%減の45.10億円、営業利益は同5.6%増の11.61億円となった。採算が悪化していたdリビングのサービスを終了したことで売上高が減少したが、安心入居サポート・安心修理サポート・学生生活110番を中心に会員数が増加した。

保険事業の売上高は同10.2%増の31.95億円、営業利益は同28.6%増の3.03億円となった。主力の家財保険「新すまいRoom保険」の代理店拡大が奏功し、契約件数が増加したことに加え、スマホ修理保険やスポーツクラブ傷害保険など、損害保険商品の販売も開始されたことにより、2ケタの増収増益となった。

リペア事業の売上高は同23.6%減の2.06億円、営業損失は0.58億円(前年同期は0.31億円の損失)となった。施工技術を活かした高単価案件の比率が向上し単価の上昇が進んだが、主要な取引である新築物件の引き渡し前のリペア案件が減少した。

ライフテック事業の売上高は同282.6%増の0.48億円、営業損失は1.15億円(前年同期は0.14億円の損失)となった。会員向けの新サービスや既存提携先である不動産賃貸業者等を販路とする新商品の創出を推進するとともに、不動産賃貸入居者向けの電力販売を推進した。

2020年9月期通期について、売上高が前期比4.3%減の115.00億円、営業利益が同26.7%減の12.00億円、経常利益が同36.5%減の12.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同63.4%減の6.00億円と、5月8日に修正したコロナウイルス感染拡大の影響を保守的に織り込んだ業績予想を据え置いている。

《NB》

提供:フィスコ

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