話題株ピックアップ【夕刊】(1):チェンジ、AIins、三井化学

注目
2020年8月13日 15時14分

■チェンジ <3962>  10,400円  +1,500 円 (+16.9%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率3位

チェンジ<3962>がストップ高に買われ、実質上場来高値を更新した。12日の取引終了後、20年9月期の連結業績予想について、売上高を105億円から110億円(前期比55.9%増)へ、営業利益を26億1900万円から34億円(同3.1倍)へ、純利益を10億2200万円から14億2100万円(同3.8倍)へ上方修正したことが好感された。ふるさと納税プラットフォーム「ふるさとチョイス」を運営する子会社トラストバンクで、新型コロナウイルス対策のプロジェクトを多数企画・実行した結果、取り扱い寄付額が想定額を上回ったことが寄与。また、NEW-ITトランスフォーメーション事業で、商材を“With コロナ”時代に最適化したものに変え、投資余力のある法人企業や官公庁をターゲットにしたビジネス展開への転換がスピーディーに進んだことも貢献する見通しだ。なお、同時に発表した第3四半期累計(19年10月~20年6月)決算は、売上高87億6200万円(前年同期比64.4%増)、営業利益32億8600万円(同4.1倍)、純利益14億1200万円(同5.2倍)だった。

■AI inside <4488>  34,950円  +5,000 円 (+16.7%) ストップ高   本日終値

AI inside<4488>がストップ高。12日の取引終了後、21年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の5億7200万円(前期比39.9%増)から10億3200万円(同2.5倍)へ大幅上方修正し、従来の2期連続での過去最高益予想を更に上乗せしたことが好材料視された。売上高は35億7700万円(従来計画比35.9%増)を見込む。主力とするOCR(光学式文字読み取り)サービス「DX Suite」の低価格プラン「DX Suite Lite」の代理店によるOEM製品の新規開拓が想定を上回るスピードで推移していることが上振れの要因となる。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)の業績は売上高6億7700万円、経常利益2億4700万円だった。

■住友林業 <1911>  1,579円  +215 円 (+15.8%)  本日終値  東証1部 上昇率4位

住友林業<1911>が急伸し一時、前日比245円(18.0%)高の1609円に買われた。12日の取引終了後、20年12月期(4~12月)連結業績予想について、売上高を7440億円から7770億円(前年同期比3.2%減)へ、営業利益を130億円から225億円(同41.2%減)へ、純利益を35億円から110億円(同51.4%減)へ上方修正したことが好感された。海外住宅・不動産事業で、米国の住宅市況が堅調に推移していることを背景に販売棟数が伸びていることに加えて、住宅・建築事業で想定よりも受注状況と工事の進捗が改善していることなどが要因としている。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高2455億8300万円(前年同期比4.5%増)、営業利益92億7500万円(同2.1倍)、純利益57億2500万円(同10.1倍)だった。

■IBJ <6071>  768円  +100 円 (+15.0%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率5位

IBJ<6071>がストップ高。同社は12日取引終了後に、20年12月期第2四半期累計(1~6月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比29.4%減の7億6400万円(従来予想は1億2100万円)と上振れ着地した。売上高は同17.9%減の61億3200万円(従来予想は58億8700万円)となった。結婚相談所ビジネスへのニーズが高まったほか、緊急事態宣言解除後のパーティー参加者数が想定以上に回復していることが業績を押し上げた。なお、これまで未定としていた通期業績予想は、売上高が前期比14.2%減の131億1700万円、営業利益が同37.9%減の14億5200万円になる見通しだとしている。

■やまびこ <6250>  1,103円  +131 円 (+13.5%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率9位

12日に決算を発表。「非開示だった今期経常は3%増益、未定だった配当は35円実施」が好感された。

やまびこ <6250> が8月12日大引け後(15:00)に決算を発表。20年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比23.5%増の59.9億円に伸びた。業績好調に伴い、従来未定としていた期末一括配当は35円(前期は35円)実施する方針とした。

⇒⇒やまびこの詳しい業績推移表を見る

■カルタHD <3688>  1,284円  +138 円 (+12.0%)  本日終値  東証1部 上昇率10位

CARTA HOLDINGS<3688>が5日ぶりに反発し、一時前日比15.0%高の1318円に買われた。12日の取引終了後、第2四半期累計(1~6月)連結決算を発表しており、売上高111億1300万円、営業利益19億9200万円、純利益9億9600万円だった。19年12月期は決算期変更したため前年同期との比較はないが、通期計画に対する進捗率が営業利益で80%と高水準となったことが好感された。新型コロナウイルス感染症拡大による在宅勤務体制への移行や広告需要の減退などの影響はあったものの、広告配信プラットフォームを運営するアドプラットフォーム事業が堅調に推移したほか、コスト管理を徹底したことが奏功した。なお、20年12月期通期業績予想は、売上高230億円、営業利益25億円、純利益16億円の従来見通しを据え置いている。

■LIFULL <2120>  509円  +52 円 (+11.4%)  本日終値

LIFULL<2120>は急騰。一時15.3%高の527円に買われた。12日の取引終了後、20年9月期第3四半期累計(19年10月~20年6月)の連結営業利益について36億8600万円(前年同期比9.0%増)と発表しており、通期計画の9億7700万円を大幅に超過していることから、これを好感した買いが入った。新型コロナウイルス感染症の影響などにより売上高は268億9200万円(同8.4%減)と減収となったが、不動産サイト「ライフルホームズ」の運営などを行うHOME’S関連事業の増益が全体業績を牽引した。なお会社側では、通期の業績予想は現時点では据え置くが、8月の実績及び事業環境を元に精査する予定としている。

■大幸薬品 <4574>  2,581円  +222 円 (+9.4%)  本日終値

大幸薬品<4574>が急反発。12日の取引終了後、20年12月期の連結業績予想について、売上高を135億円から180億円へ、営業利益を37億円から55億円へ、純利益を25億円から38億円へ上方修正したことが好感された。新型コロナウイルス感染症拡大に伴う消費者の外出自粛や小売店の営業時間短縮、臨時休業などの影響を受けて、国内・海外ともに医薬品事業が低調に推移すると予想される一方、消費者の衛生管理意識の高まりを受けて衛生管理製品に対する需要が高水準で推移すると予想されることが要因としている。同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高57億7300万円、営業利益27億5700万円、純利益18億7000万円だった。なお、決算期変更に伴い前年との比較はない。

■エラン <6099>  2,007円  +169 円 (+9.2%)  本日終値

エラン<6099>が後場急伸。株価は一時、前日に比べ10%強上昇した。同社は午後0時30分に決算発表を行い、21年3月期の連結営業利益を17億2000万円から18億円(前期比20.6%増)に増額修正した。同社は介護施設や病院の入所者に対する、衣料のレンタルなどを行っているが、新型コロナウイルスの感染拡大などの影響で「CSセット(入院セット)」の需要が増加している。

■三井化学 <4183>  2,416円  +191 円 (+8.6%)  本日終値

三井化学<4183>が後場に入って上げ幅を広げた。同社はきょう午後1時頃に、21年3月期通期の連結業績予想を修正。営業利益見通しは従来の370億円から420億円(前期比35.0%減)に上方修正した。売上収益見通しも従来の1兆1450億円から1兆1700億円(同13.3%減)に引き上げた。基盤素材セグメントにおける海外市況の改善や、ナフサ価格が想定を上回って推移していることによる販売単価の上昇及び利幅の改善が主な要因だとしている。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.