株価指数先物【引け後コメント】2万3000円をキープしている間はややロングスタンスに

市況
2020年8月13日 17時28分

大証9月限

日経225先物 23210 +310 (+1.35%)

TOPIX先物 1623.0 +13.0 (+0.80%)

日経225先物は前日比310円高(+1.35%)の2万3210円で取引を終了。ハイテク主導で上昇した米国市場の流れを引き継ぎ、寄り付きは2万3150円とギャップスタートから節目の2万3000円を上放れて始まった。シカゴ先物清算値(2万3190円)は下回ってのスタートとなったが、現物の寄り付き後はじりじりと上昇し、前引けにかけて2万3300円まで上げ幅を広げている。後場はこう着感が強まり、概ね2万3250円~2万3300円レベルでの保ち合いが続いたが、引けにかけてはポジション調整の流れから利食い優勢となり2万3210円で取引を終えた。

ナスダックが4営業日ぶりに反発したことで、東京市場においてもグロース株へシフトする流れとなった。バリュー株へのシフトから足元でNT倍率の低下が続いていたこともあり、巻き戻しが意識される形に。ただし、ファーストリテイリング <9983> はリバウンド基調が継続しているが、ソフトバンクグループ <9984> 、東京エレクトロン <8035> は25日移動平均線を超えられず、自律反発の域を脱していない。そのため、グロース株へのシフトが強まるかは見極めが必要であろう。

もっとも、日経225先物は6月の戻り高値を超えてきている。目先的にはダブルトップ形成が意識され強弱感が対立しやすいだろうが、これまでのレンジ上限である2万3000円を固める流れから、押し目狙いのロングスタンスとなろう。また、NT倍率が低下を続ける中、NTショートは意識しつつも、ヘッジのショートポジションは少なめで対応し、2万3000円をキープしている間は全体の上昇を考えながら、ややロングに傾けておきたい。

手口面では、日経225先物はABNアムロが4350枚程度の売り越しに対して、クレディスイスが2880枚、ドイツが1000枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はソジェンが3290枚、ABNアムロが1960枚程度の売り越しに対して、バークレイズが2350枚、メリルが1890枚、クレディスイスが1570枚程度の買い越しとなっている。クレディスイスは引き続きCTA経由の売買と想定される。

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