株価指数先物【引け後コメント】日経225先物、TOPIX先物ともにドイツの売り越しが目立つ

市況
2020年8月17日 17時36分

大証9月限

日経225先物 23080 -200 (-0.85%)

TOPIX先物 1609.0 -16.5 (-1.01%)

日経225先物は前日比200円安(-0.85%)の2万3080円で取引を終了。寄り付きは2万3120円とシカゴ先物清算値(2万3140円)にサヤ寄せする形で売りが先行した。朝方発表された4-6月期国内総生産(GDP)速報値は、年率換算では27.8%減と過去最大の落ち込みと発表されたが初動の反応は限定的で、現物の寄り付き後に一時2万3230円まで下げ幅を縮める場面もみられた。しかし、安倍首相が検査のため都内の病院に入ったと伝わったあたりから急速に下げ幅を広げ、一気に2万3100円を割り込んだ。出来高は薄く、市場参加者が限られるなかでニュースフローを手掛かりに振らされる展開となり、後場は2万3050円~2万3150円辺りでの推移が続き、2万3080円で取引を終えた。

寄り付き直後に2万3230円から一気に2万3070円まで売られ、その後は様子見ムードの強い展開が続いた。海外勢は夏休み休暇入りで参加者は限られており、日経225先物の日中取引の売買高は3万枚を下回る薄商いだった。そのため売り仕掛け的な場面がみられたものの、2万3000円を割り込むまでの力はなかったようだ。この水準を割り込んでくるとセンチメント悪化につながる可能性があるため、引き続き2万3000円処での底堅さを見極めたい。また、8月SQ値が目先的な抵抗となるため、2万3000円~2万3300円辺りでのレンジ取引になりそうだ。

NT倍率は先物中心限月で14.30を挟んだ推移が続いており、一時14.37まで上昇している。5日移動平均線を突破してきており、25日移動平均線が位置する14.42辺りまでの上昇は意識しておく必要がありそうだ。レンジ下限での日経225先物買いに対して、同水準を下回る場面においてはTOPIX先物によるヘッジを考慮したNTロングに。手口面では、日経225先物はドイツが1460枚、クレディスイスが1220枚程度の売り越しに対して、ANBアムロが2120枚、モルガンSが1090枚程度の買い越し。TOPIX先物はドイツが2570枚程度の売り越しに対して、ソジェンが1190枚程度の買い越しとなっている。日経225先物、TOPIX先物ともにドイツの売り越しが目立つ形である。

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