株価指数先物【寄り前コメント】2万3000円での底固めの動きが意識される

市況
2020年8月19日 8時00分

大阪9月限ナイトセッション

日経225先物 23040 -20 (-0.08%)

TOPIX先物 1611.5 +0.5 (+0.03%)

CME先物 23060 +0

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

18日の米国市場は、NYダウが下落する一方で、S&P500、ナスダックが上昇。7月の住宅着工件数が予想を上回ったことが材料視されたものの、追加景気対策を巡る先行き不透明感が上値の重荷となった。アマゾンなどクオリティ株が物色されナスダックをけん引する形。S&P500は2月高値を突破し、最高値を更新している。

シカゴ先物清算値は大阪比変わらずの2万3060円だった。日経225先物ナイトセッションは日中比60円安の2万3000円で始まり、寄り付き直後に2万2970円まで下げたが、日中安値は割り込まずその後2万3140円まで切り返している。米取引時間中にも2万3000円を下回る場面がみられたが、概ねこの水準を上回っての推移が続いていた。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、2万3000円での底固めの動きが意識される。アマゾンなどクオリティ株の上昇が目立っていたが、AMDやKLA、マイクロンなど半導体株が総じて軟調だったこともあり、市場反応は限られそうだ。薄商いの中で短期筋の仕掛け的な売買に振らされやすいが、ポジションを傾ける動きはなく、昨日の手口においても短期売買が中心だった。また、昨日は日銀のETF買い入れが行われていた。金額は減額されていたが、需給の下支えとして機能しており、売り込みづらくさせそうだ。

2万3000円レベルでの攻防のなかでは、オプション権利行使価格の2万2875円と2万3125円辺りでのレンジ取引を想定。下方ブレイクの可能性は低いと考える一方で、上方ブレイクの場面ではその上の権利行使価格の2万3250円を意識。ただし、NT倍率は不安定な位置で推移しており、ややNTショートを想定したスタンスとなりそうだ。

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