19日の株式相場見通し=一進一退の展開か、S&P500最高値も円高警戒

市況
2020年8月19日 8時02分

19日の東京株式市場は、強弱感対立のなか一進一退の展開となりそうだ。前日の米国株市場では主要株指数が高安まちまちの展開。経済対策で米与野党の協議が進まないことがネガティブに受け止められNYダウは続落したものの、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は続伸し連日の過去最高値更新と明暗を分けた。また、S&P500指数も約半年ぶりに最高値を更新した。米国では主力ハイテク株中心に買われており、これは日本株にも追い風となるところだが、注意すべきは外国為替市場でドル売り加速し、1ドル=105円台前半の推移と一段とドル安・円高が進行していること。これが東京市場にとっては輸出セクター中心に警戒材料となり全体相場の上値を重くしそうだ。

18日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比66ドル84セント安の2万7778ドル07セントと続落。ナスダック総合株価指数は、同81.118ポイント高の1万1210.843だった。

日程面では、6月の機械受注、7月の貿易統計など。海外では7月の英消費者物価指数(CPI)、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(7月28~29日開催分)、米20年国債の入札など。

出所:MINKABU PRESS

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