注目銘柄ダイジェスト(前場):ユーグレナ、あいHD、エイジアなど

市況
2020年8月19日 11時58分

JMDC<4483>:8480円(+80円)

大幅に5日続伸。医薬情報ネット(東京都港区)の発行済株式の全てを取得する株式譲渡契約書を締結したと発表している。同社は製薬企業や医療機器メーカー向けの学会情報データベース事業や医療用医薬品マーケティングサポート事業を展開している。JMDCは13日に21年3月期第1四半期(20年4-6月)の営業利益が前年同期比34.2%増の3.57億円だったとの好決算を開示しており、今後の成長期待から買いが続いているようだ。

エイジア<2352>:1897円(+110円)

大幅反発。コネクティの持株会社であるCONNECTY HOLDINGの子会社化に関する基本合意書を締結したと発表、期待材料視されている。コネクティは、Webガバナンス基準に即した本格的 CMSをクラウドサービスで提供し、DX事業なども展開している。コネクティが提供するウェブサイトから見込客の獲得を支援する機能と、同社のCRM機能が組み合わさることで、より包括的なDXプラットフォームが構築できるとされている。

ユーグレナ<2931>:797円(+79円)

急伸。リバネス、オーダーメードメディカルリサーチと共同開発中の新型コロナウイルスに関する抗体検査系において、被験者の血中に含まれる抗体濃度の推定を可能にするキメラ型抗体の作製に成功したと発表している。定性的な陽性、陰性の判定だけではなく、抗体濃度を推定することが可能になることで、高精度かつ迅速な検査体制が構築できることになる。今後の活躍余地の高まりが意識される形に。

あいHD<3076>:1604円(+107円)

大幅続伸。前日に20年6月期決算を発表、営業利益は76億円で前期比9.7%減益となり、第3四半期決算時に下方修正した水準75億円に沿った着地となっている。一部事業売却のカード機器及びその他事務用機器事業の減益幅が大きかった。一方、21年6月期は80億円で同5.3%増益の見通し。配当金は前期並みの45円を計画している。サプライズは限定的とみられるが、増益計画を受けて買い安心感が先行する流れに。

テラ<2191>:1220円(+29円)

大幅に続伸。新規がん抗原ペプチドに係る特許が、日本と中国に次いて欧州と香港で成立したと発表している。今回の特許による新規がん抗原ペプチドは樹状細胞ワクチン療法に用いられ、単一のがん種のみならず、複数のがん種の治療に用いることができるという。順調に特許成立が進んでいることが好感されているほか、株価が75日移動平均線を下値支持線として底堅く推移していることも買い安心感を生んでいるようだ。

ソニー<6758>:8556円(-212円)

続落。投資ファンドのサード・ポイントによる保有株の売却報道が伝わっている。米SECが保有銘柄1万株超の掲載を求めている四半期ごとの報告書において、保有株は3月末時点での67万株から、6月末時点では1万株以下になっている。サード・ポイントではこれまで、同社に対し事業再編などの経営改革を複数にわたって要求してきたが、今回の売却は改革の後退につながるとの見方よりも、株価の上値到達感を意識させる状況とみられる。

弁護士コム<6027>:10750円(+60円)

一時大幅高。Web完結型クラウド契約サービス「クラウドサイン」で、AIを用いた自動データ化技術とオペレータの入力補助によって契約書データを自動管理できる新機能「クラウドサインAI」の提供を開始したと発表している。契約内容に関する契約先企業名や契約開始日、取引金額など7項目の情報を自動で判別し、管理・検索できる。また、紙で締結された契約書の自動データ化も可能という。

《ST》

提供:フィスコ

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