話題株ピックアップ【夕刊】(3):アクロディア、エイジア、粧美堂

注目
2020年8月19日 15時18分

■アクロディア <3823>  256円  +16 円 (+6.7%)  本日終値

アクロディア<3823>が大幅高で5日続伸。18日の取引終了後、新型コロナウイルス対策システムの一環としてPCR検査サービスの提供を開始すると発表しており、これが好感された。同社では、新型コロナウイルス対策アプリシステムや塩野義製薬<4507>の抗体検査キットの販売といった新型コロナ対策ソリューションを提供しているが、PCR検査については現時点では手配が困難であり、システムから容易に利用できるPCR検査サービスを提供する必要があると判断したという。また、あわせてPCR検査サービスにおけるパートナーとして、3000件以上のPCR検査実績を持つ大森駅前内科小児科クリニック(東京都大田区)と業務提携したと発表している。

■エイジア <2352>  1,891円  +104 円 (+5.8%)  本日終値

エイジア<2352>が大幅高で年初来高値を更新。一時7.6%高の1923円まで上値を伸ばし、株式分割考慮で2006年以来14年ぶりの2000円大台乗せを視野に入れている。同社はクラウド型顧客情報管理ソフトなどを展開している。18日取引終了後、デジタルトランスフォーメーション(DX)プラットフォームの構築へ向けて、SaaS型クラウドCMS製品を提供するコネクティ(東京都港区)の持ち株会社の株式を取得することを発表、これを材料視する買いを呼び込んだ。

■粧美堂 <7819>  377円  +20 円 (+5.6%)  本日終値

粧美堂<7819>が3日続伸。18日の取引終了後、化粧品・医薬部外品の受託製造を手掛けるビューティードアの親会社であるビューティードア・ホールディングスの全株式を取得し子会社化すると発表しており、これが好材料視された。同社は現在、自社ブランド及びOEM商品として化粧品分野の強化を進めているが、今回の子会社化により化粧品・医薬部外品の製造設備及び製造ノウハウを入手することとなり、同分野の事業拡大を加速化させるのが狙い。株式譲渡日は10月1日の予定で、取得価額は非開示。なお、21年9月期以降の業績に寄与する見込みとしている。

■高田工業所 <1966>  740円  +37 円 (+5.3%)  本日終値

高田工業所<1966>が3日ぶりに反発。午前10時ごろ、SiCウエハーやセラミックス基板などを高速・高品質に切断可能な超音波カッティング装置CSXシリーズの最新機種「CSX501」を開発したと発表しており、これが好感された。新製品は、搬送ラインを最適化し搬送タクトを30%削減するなど生産性の向上を図ったほか、インタフェースの刷新による操作性の向上や遠隔で装置状態を監視することを可能としたことなどが特徴。同社では今後、市場投入に向けた検証試験を進め、12月に販売を開始する予定で、業績への貢献が期待されている。

■パイプドHD <3919>  1,507円  +69 円 (+4.8%)  本日終値

パイプドHD<3919>が反発。18日の取引終了後、子会社VOTE FORが社会情報学会(東京都文京区)に対し、「学会向けオンライン投票システム」を提供したと発表しており、これが好材料視された。社会情報学会は従来、役員並びに評議員を選出する選挙は、投票用紙を用いて実施されてきたが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、今回はオンライン投票を実施することになったという。そこで、厳正な個人認証のもと、複数種類の選挙の投票を同時に行い、安全かつ正確な集計を実現する同システムを採用することになったとしている。

■コア <2359>  1,412円  +60 円 (+4.4%)  本日終値

コア<2359>が大幅高で3日続伸。18日の取引終了後、小型・軽量みちびき高精度測位補強サービス(CLAS)対応の汎地球測位航法衛星システム(GNSS)受信機「Chronosphere(クロノスフィア)-L6 2」の販売を開始したと発表しており、これが好感された。同製品は、日本版GPSである「みちびき」の高精度測位補強サービス「CLAS」に対応し、GNSS-RTK測位のような基準局(固定局)を必要とせず、機器単独でセンチメータ精度の測位を可能したのが特徴。また、CLAS測位に特化したことで、同社の既製CLAS対応受信機に比べて測位精度はそのままに、容積比で5分の1、重量で3分の1の小型・軽量化を実現するとともに低価格を実現したという。

■国際計測器 <7722>  819円  +34 円 (+4.3%)  本日終値

国際計測器<7722>が高い。18日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高33億2100万円(前年同期比76.9%増)、営業利益2億2500万円(前年同期2億4900万円の赤字)、最終利益1億6300万円(同2億3700万円の赤字)となり、営業利益が大幅に黒字転換したことが好感された。アジアのタイヤメーカーを中心にバランシングマシンが伸長したほか、国内・米州向け電気サーボモータ式振動試験機の売り上げが増加した。また、製品保証引当金繰入額や運賃が減少したことも寄与した。なお、21年3月期通期業績予想は、売上高125億円(前期比3.1%減)、最終利益12億円(同21.3%減)の従来見通しを据え置いている。

■テリロジー <3356>  576円  +17 円 (+3.0%)  本日終値

テリロジー<3356>が3日ぶりに反発。18日の取引終了後、グループ会社のIGLOOO(イグルー)が、ミキ・ツーリスト(東京都渋谷区)及びITP(京都市中京区)と連携し、海外旅行博オンライン出展サポートパッケージプランの提供を開始すると発表しており、これが好感された。今回の共同サービスの提供は、欧米豪へ向けたプロモーションやマーケティングを行うIGLOOOと欧米各地に多くの拠点を持ち現地での旅行博出展などのサポートを行うミキ・ツーリスト、多様な広告物のデザイン・ツール制作を手掛けるITPの3社の強みを生かし、オンライン上の観光プロモーションやセールスを行うことが目的。各国の主要旅行博において、自治体や企業へ向けてオンライン出展のパッケージプランを提供するとしている。

■NTTDイン <3850>  3,170円  +90 円 (+2.9%)  本日終値

エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート<3850>が続伸、前週を境にここ戻りトレンドにあったが、きょうは一時115円高と上げ足を強め25日移動平均線との下方カイ離を解消した。18日取引終了後、ドキュメント関連分野の製品・サービス提供によりデジタル化支援事業を展開するPFU社とコンサルティングパートナー契約を締結したことを発表。ドキュメントソリューションとの連携でペーパーレス化、デジタル化を推進する計画で、これが株価の新たな刺激材料となっている。

■アイティフォー <4743>  842円  +23 円 (+2.8%)  本日終値

アイティフォー<4743>が続伸。この日午後、伊藤ハム米久ホールディングス<2296>傘下の米久から、ECサイト構築パッケージ「ITFOReC(アイティフォレック)」を受注したと発表しており、これが好材料視された。今回の受注は米久のECサイト刷新に合せたもので、米久ではECサイトのリニューアルと合わせて通販会員向けのカタログ通販システムを刷新し、これにより全国から届く大量のカタログ通販の注文情報とECサイトの注文情報との一元管理が可能になるという。また、複数システム運用による業務負担や運用コストが軽減されるほか、ECサイトのユーザビリティーを向上させることで、カタログ利用者にECサイト利用の促進が可能になり、注文情報の手入力作業の軽減も期待できるとしている。

●ストップ高銘柄

ジーエヌアイグループ <2160>  2,138円  +400 円 (+23.0%) ストップ高   本日終値

エムビーエス <1401>  862円  +150 円 (+21.1%) ストップ高   本日終値

バンクオブイ <4393>  4,340円  +700 円 (+19.2%) ストップ高   本日終値

fonfun <2323>  575円  +80 円 (+16.2%) ストップ高   本日終値

コマースワン <4496>  5,120円  +705 円 (+16.0%) ストップ高   本日終値

など、6銘柄

●ストップ安銘柄

WT天然ガス <1689>  1円  -1 円 (-50.0%) ストップ安   本日終値

以上、1銘柄

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