株価指数先物【引け後コメント】狭いレンジ推移だが日米の物色の流れからはNTロングに妙味か

市況
2020年8月19日 17時13分

大証9月限

日経225先物 23130 +70 (+0.30%)

TOPIX先物  1614.0 +3.0 (+0.18%)

日経225先物は前日比70円高(+0.30%)の2万3130円とこの日の高値圏で取引を終了。寄り付きは2万3030円とシカゴ先物清算値(2万3060円)を下回って始まり、現物の寄り付き開始時には2万2950円まで下げ幅を広げた。しかし、その後は2万3000円を挟み狭いレンジでの推移が続くなか、前場半ば以降は戻り基調が強まり2万3000円を上回って推移。後場は2万3080円~2万3140円辺りでのレンジ推移となり、2万3130円で取引を終えた。

ボリュームが膨らまず方向感のつかみづらい展開ではあったが、2万3000円での底堅さは確認された形であり、前場半ば以降はオプション権利行使価格の2万3125円水準での推移となった。米国では民主党大会が始まるなか大統領選の行方が警戒されているほか、国内では安倍首相の健康問題が不安視されている。しかし、VIX指数は低下傾向が続いており、足元でのダウンサイドリスクに対するヘッジニーズは高まっていない。楽観視は禁物ではあるが8月SQ値水準の2万3300円処は意識しておきたい。

物色の流れは見極めづらいが、米国ではクオリティ株への物色が再び強まってきている。国内においてもマザーズ銘柄の活況が続いており、傾向としてはグロース株志向であろう。NT倍率は先物中心限月で横ばい推移が続いているが、わずかに5日移動平均線を上回ってきている。レンジ取引の中ではあるが日米の物色の流れからはNTロングに妙味がありそうだ。

手口面では、日経225先物はバークレイズが230枚、ソジェンが220枚程度の売り越しに対して、野村が450枚、ABNアムロが400枚程度の買い越し。TOPIX先物は野村が1420枚、クレディスイスが220枚程度の売り越しに対して、ソジェンが760枚、クレディスイスが350枚程度の買い越しとなっている。野村はNTロングの動きのようだが、その他は大きな積み上がりは見られず、短期的な売買が中心とみられる。

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