話題株ピックアップ【夕刊】(3):北川精機、ピクスタ、PCNET

注目
2020年8月20日 15時17分

■北川精機 <6327>  512円  +22 円 (+4.5%)  本日終値

北川精機<6327>が7連騰。19日の取引終了後に発表した20年6月期の連結最終利益は前の期比2倍の3億2600万円に拡大して着地。続く21年6月期も前期比16.6%増の3億8000万円に伸びる見通しとなり、これを好感する買いが向かった。前期は建材機械子会社の売却で売上高と営業利益は大幅に減少したものの、産業機械事業の生産効率向上や原価低減、減損損失の減少などで最終利益は倍増した。今期はプリント基板成形プレス装置や樹脂成形装置などを手掛ける産業機械事業が続伸し、売上高は前期比12.5%増の48億円を見込む。併せて、今期の年間配当は5円で11期ぶりに復配する方針としたことも好材料視された。

■ピクスタ <3416>  1,210円  +48 円 (+4.1%)  本日終値

ピクスタ<3416>は続伸。同社は19日の取引終了後、深層学習(ディープラーニング)・画像処理技術の領域で高度な技術と知見を保有しているAIテックベンチャーのグローバルウォーカーズ(東京都品川区)と業務提携したと発表しており、これが好感されている。提携内容は、機械学習や深層学習用データセットの共同制作・販売としており、今後は自動運転やスポーツ、医療ヘルスケアなど多岐にわたる分野での展開も視野に入れる。

■パシフィックネット <3021>  1,912円  +59 円 (+3.2%)  本日終値

パシフィックネット<3021>が反発。19日の取引終了後、新サービス「データ消去トータルソリューション」の提供を開始したと発表しており、これが材料視されたようだ。データ消去トータルソリューションは、企業や官公庁のIT機器処分時のデータ消去にかかわるリスクなどを無料で診断の上、データ消去のセキュリティーの課題解決をトータルで支援するサービス。全国7拠点で対応するとしている。

■マリモリート <3470>  101,600円  +2,200 円 (+2.2%)  本日終値

マリモ地方創生リート投資法人<3470>は反発。19日の取引終了後、20年6月期(1~6月)の決算を発表し、営業収益12億6500万円(前の期比12.1%増)、営業利益5億7100万円(同18.4%増)だった。あわせて20年12月期(7~12月)の業績予想について、営業収益12億8300万円(前期比1.4%増)、営業利益5億7500万円(同0.7%増)と発表しており、増収増益基調が続くことが好感されたようだ。世帯数の増加に伴い賃貸需要が比較的安定している「レジデンス」、及び日常生活における必需品を販売する食品スーパーマーケットやドラッグストアなどの「商業施設」を中心に取得機会を増加させるという。また、新型コロナウイルス感染症の影響については、一部のテナントから賃料減額の要請はあったものの、その影響が限定的だったため、今期への影響は軽微としている。なお、21年6月期(21年1~6月)の見通しは、営業収益12億8300万円(今期予想比横ばい)、営業利益5億6300万円(同2.0%減)を見込む。また、分配金予想は20年12月期が3507円、21年6月期が3464円とした。

■ブティックス <9272>  1,285円  -64 円 (-4.7%)  本日終値

ブティックス<9272>が安い。同社は19日取引終了後に、自社株買いの中止を発表したことが嫌気された。同社は3月23日と5月13日の取締役会で25万株(発行済み株式数の9.9%)、2億円を上限とする自社株買いを、今年12月31日までを取得期間として実施することを決議しており、今月19日までに4万100株、7083万5000円を取得していた。自社株買いを中止した理由として、新型コロナウイルスの感染拡大による経営環境が不透明となるなか、経営資源を事業運営に集中するためとしている。

■日本アジア投資 <8518>  237円  +19 円 (+8.7%)  本日終値  東証1部 上昇率5位

19日に発表した「投資先が廃棄食品からバイオガス生成」が買い材料。

投資先の西東京リサイクルセンターがバイオガスを生成する食品リサイクル事業開始。

■アディッシュ <7093>  2,994円  +144 円 (+5.1%)  本日終値

19日に発表した「ステップ型カスタマーサポート提供」が買い材料。

スタートアップ企業向けにステップ型カスタマーサポートサービスの提供を開始。

■小僧寿し <9973>  78円  +3 円 (+4.0%)  本日終値

19日に発表した「子会社デリズがJFLAとエリアFC契約」が買い材料。

子会社デリズが筆頭株主のJFLAホールディングス <3069> [JQ]とエリアフランチャイズ契約を締結。

■スカラ <4845>  773円  +24 円 (+3.2%)  本日終値

スカラ<4845>は高い。19日取引終了後、ミャンマーのIT企業であるACE Data Systems(ACE社)と合弁会社を設立したと発表しており、これが好感された。ACE社はミャンマー最大級のシステム開発会社で、ICTコンサルティングやアウトソーシング、サイバーセキュリティ、教育サービス、eコマースなどの事業を展開している。同社では、エンジニア育成やミャンマー政府関連のITプロジェクト経験も豊富なACE社と連携し、国家戦略レベルのデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援することで、ミャンマーの発展に貢献していくとしている。

●ストップ高銘柄

Mマート <4380>  794円  +100 円 (+14.4%) ストップ高   本日終値

など、4銘柄

●ストップ安銘柄

なし

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.