★本日の【イチオシ決算】 西松屋チェ、エスクロAJ、藤久 (8月20日)
1)本日(8月20日)引け後に発表された決算・業績修正
●イチオシ決算
【西松屋チェ <7545> 】 ★上期経常を14期ぶり最高益に上方修正、通期も増額
◆21年2月期上期(3-8月)の経常利益(非連結)を従来予想の45億円→63億円に40.0%上方修正し、14期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。来店客数が増加し、育児・服飾雑貨、ベビー・マタニティ、子供衣料など全般的に販売が好調だった。夏物衣料の正価販売が進んだことに加え、販管費が計画内に収まったことも上振れの要因となった。
上期業績の好調に伴い、通期の経常利益も従来予想の70億円→88億円に25.7%上方修正。増益率が3.0倍→3.7倍に拡大する見通しとなった。今期業績の上方修正は6月に続き、早くも2回目となる。
●サプライズな決算発表・業績修正
イムラ封筒 <3955> [東証2] ★上期経常を32%上方修正
◆21年1月期上期(2-7月)の連結経常利益を従来予想の7.6億円→10億円に31.6%上方修正。増益率が0.1%増→31.8%増に拡大する見通しとなった。新型コロナウイルス感染拡大による経済活動の停滞で需要が後退し、売上高は計画を下回ったものの、生産体制の合理化による原価低減や不採算工場の閉鎖に加え、コロナ対応としての販管費抑制や収益性重視の施策が浸透したことなどで採算は大きく改善した。
エスクロAJ <6093> ★上期経常を一転38%増益に上方修正
◆21年2月期上期(3-8月)の連結経常利益を従来予想の1.9億円→2.6億円に38.5%上方修正。従来の0.5%減益予想から一転して37.8%増益見通しとなった。住宅ローン事務手続きに係るサービスの利用件数が堅調に推移したことに加え、業務効率化や経費削減が進展したことも利益を押し上げた。
藤久 <9966> ★今期経常は20%増益・実質2倍増配、疑義注記解消と株式分割も発表
◆20年6月期の経常損益(非連結)は7.4億円の黒字(前の期は15.1億円の赤字)に浮上し、従来予想の3.9億円の黒字を上回って着地。続く21年6月期の同利益は前期比20.0%増の8.9億円に伸びる見通しとなった。前期は新型コロナウイルス感染拡大による手作りマスク需要の増加を背景に、マスク関連商材やミシンの販売が大きく伸びた。今期は引き続き不採算店舗の閉鎖を進める方針。
業績上振れに伴い、従来無配としていた前期の期末一括配当を25円実施し、3期ぶりに復配する。今期は25円とする計画。同時に発表した9月30日割り当ての1→2の株式分割を考慮すると実質2倍となる。
また、20年6月期決算短信で「継続企業の前提に関する重要事象等」の記載を解消した。
■引け後発表
◆第1四半期決算:
<7593> VTHD
合計1社
※「株探」では、株価、PER、利回りなどを併記した【決算発表・業績修正】銘柄一覧をご覧いただけます。
株探ニュース