今日の為替市場ポイント:米企業景況感改善でドル売り抑制も

通貨
2020年8月24日 8時44分

21日のドル・円は、東京市場では105円80銭から105円46銭まで下落。欧米市場でドルは105円44銭から106円07銭まで反発し、105円80銭で取引終了。

本日24日のドル・円は、主に105円台後半で推移か。米企業景況感の改善を受けてリスク回避的なドル売りがさらに拡大する可能性は低いとみられる。

一部報道によると、トランプ米大統領は8月23日、「新型コロナウイルス感染症から回復した人の血漿を使った治療法が、米当局から緊急使用許可(EUA)を取得した」と発表した。マクナニー大統領報道官は22日までに、「トランプ大統領が23日に新型コロナウイルス感染症を巡る重要な治療に関する画期的情報について記者会見を実施する」と伝えていた。新型コロナウイルス感染症の治療に、回復した患者の血液成分を使う手法は、中国や日本でも研究・開発が進められている。以前から専門家の間では「安全性や効果については慎重に見極める必要があるものの、新型コロナウイルス感染症の治療に活用できる可能性はある」との見方が出ていた。

新型コロナウイルスの世界的な感染流行は終息していないものの、有効な治療薬が開発されることで消費者心理は改善し、雇用情勢の改善や経済活動の拡大につながる可能性があることから、24日のアジア・欧米諸国の金融市場の反応を注目したい。

《CS》

提供:フィスコ

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