株価指数先物【寄り前コメント】パウエルFRB議長講演までは上を意識したロング戦略

市況
2020年8月26日 7時53分

大阪9月限ナイトセッション

日経225先物 23270 -60 (-0.25%)

TOPIX先物 1623.0 -5.0 (-0.30%)

CME先物 23300 -30

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

25日の米国市場は、NYダウが下落する一方で、S&P500、ナスダックが上昇。8月の消費者信頼感指数が予想外の低水準となったことを受けて、前日までの上昇に対する利益確定の流れが優勢となった。NYダウは指数からの除外を受けたエクソンモービルが3%超の下落となり、指数の重荷となっている。一方で米国の新型コロナウイルス感染者の伸びが鈍化しているほか、27日のパウエルFRB議長講演への期待から下値は限られており、ナスダックはハイテク主導で最高値を更新している。

シカゴ先物清算値は大阪比30円安の2万3300円だった。日経225先物ナイトセッションは日中比70円高の2万3400円で始まり、その後は2万3350円を挟んでのこう着が続いていたが、米国取引時間中はじり安基調となり2万3180円まで下押す場面もみられた。ただ、引けにかけては持ち直しており、2万3270円と小幅な下げで取引を終えている。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、利食い先行でのスタートになりそうだ。ナイトセッションが始まった段階ではグローベックスのNYダウ先物が200ドル高程度で推移していたこともあり、反動安といったところ。また、ハイテク主導によるナスダックの上昇も支援材料となり、利食い一巡後は底堅さが意識されやすいだろう。ただ、米国では警官による黒人男性の銃撃事件があり、上値の重荷となる可能性があるため、上へのトレンドは出にくいとみておきたい。

シカゴ先物にサヤ寄せする流れから、オプション権利行使価格の2万3250円を中心とした下は2万3125円、上は2万3375円のレンジとし、前日の高値水準を意識した底堅さがみられるようであれば、上のレンジを2万3500円に引き上げるスタンス。積極的に上値を追う流れというよりは押し目狙いではあるが、27日のパウエルFRB議長講演までは上を意識したロング戦略となろう。

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