26日の株式相場見通し=一進一退、ナスダック最高値と円安追い風も上値重い
26日の東京株式市場は、米ハイテク株高などがポジティブ材料となるものの、上値の重さが意識され一進一退の展開か。前日の米国株市場ではNYダウは4日ぶりに反落となったが、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数やS&P500指数は続伸しいずれも連日の最高値、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数も続伸し最高値を更新した。更に外国為替市場ではドル高・円安方向に振れており、東京市場でも半導体関連をはじめ主力電機セクターには追い風が意識される。ただ、日経平均は前日に先物主導で300円を超える上昇をみせたことで、その反動も出やすい場面。明日に予定されるジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演内容を見極めたいとの思惑もあり、積極的な買いは手控えられる可能性がある。
25日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比60ドル2セント安の2万8248ドル44セントと4日ぶり反落。ナスダック総合株価指数は、同86.754ポイント高の1万1466.472と4日続伸した。
日程面では、きょうは7月の企業向けサービス価格指数、6月の景気動向指数(確報値)など。海外では7月の米耐久財受注、米5年物国債の入札など。