注目銘柄ダイジェスト(前場):テラスカイ、レーザーテック、ベストワンドットなど

市況
2020年8月27日 12時02分

テラスカイ<3915>:5300円(+665円)

急騰。7月28日の高値水準を更新している。前日に続いて米セールスフォースの好決算発表などを買い手掛かりとしている。Salesforce導入実績で国内トプクラスの同社に連想感が高まっているようだ。本日は一部ラジオ番組で取り上げられていることも話題になっている。高値更新で上値妙味が広がっていることも短期資金をより誘い込む形に。

ベストワンドット<6577>:2055円(+136円)

一時ストップ高。クルーズ予約サイト運営の子会社ファイブスタークルーズ(東京都新宿区)がGo Toキャンペーンの登録事業者に認定され、キャンペーン適用商品の予約受付を開始していると発表している。1泊当たり最大1万4000円の値引きが可能で、9月以降は寄港地で利用できる地域共通クーポン券も1泊当たり最大6000円分付与される。Go Toキャンペーンによる業績押し上げ効果を期待した買いが膨らんでいるようだ。

東海カーボ<5301>:970円(+14円)

堅調。大和証券では投資判断を「3」から「2」へ格上げ、目標株価も900円から1100円に引き上げている。今期業績予想は下方修正しているものの、黒鉛電極の販売がボトムであるとみられること、原料下落によるスプレッド改善が今後見込まれること、自動車生産の回復によるタイヤ向けCBの販売改善が期待できることなどを背景としている。なお、大和証券では日本カーボン<5302>の投資判断も同様に格上げへ。

レーザーテック<6920>:7890円(-620円)

大幅反落。ASMLがACTISのサプライヤーとして、同社のほかKLAも資料に記載しているもよう。同社の説明会を受けて、競合の登場に対する警戒感も強まりつつあったが、今回の件によって、KLAのACTIS開発が想定以上に進んでいるとの見方にもなっているようだ。これまでACTISの独占供給への期待が高バリュエーションを支えてきていた面もあり、ネガティブ視する動きも強まっているもよう。

Sansan<4443>:5440円(+200円)

大幅に3日続伸。デジタルメディア事業のログミー(東京都渋谷区)の株式を取得し、子会社化すると発表している。ログミーはビジネスリーダー層向けのメディア「logmi Biz」や個人投資家向けの「logmi Finance」などを運営している。株式取得実行日は31日の予定で、取得後の保有割合は70.1%となる。取得価額は非開示。子会社化で自社グループのクライアント基盤やユーザー基盤を活用し、ログミーの業績拡大などを図る。

ウシオ電<6925>:1405円(+86円)

大幅続伸。新型コロナなどを除菌できる紫外線照射装置の製品化に向け、東芝ライテックと業務提携すると発表している。特殊な紫外線を利用してウイルス感染を抑える機器を開発する。病院や学校向けのほか、将来的には交通機関や医療分野などへの応用も目指していくもよう。21年1月めどに実用化することを目標としている。紫外線除菌装置への引き合いは非常に多いとしており、今後の展開力への期待が先行する形に。

リクルートHD<6098>:4004円(+234円)

大幅反発。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は267億円で前年同期比62.6%減となった。ほぼ市場予想の範囲内とみられる。旅行や飲食などメディア&ソリューション事業の販促領域がコロナ禍で落ち込んだ。一方、同一労働同一賃金施行で請求単価が上昇したことら人材派遣事業は底堅かった。7月月次売上高は前年同月比15%減と開示。決算数値にネガティブイインパクトが乏しかったことで、買い戻しの動きが先行しているもよう。

インタファクトリ<4057>:6080円

公開価格(960円)の5.3倍となる5080円で初値を付けた。25日に上場したが、買い注文が殺到し、取引が成立していなかった。会社設立は03年6月27日。主な事業はクラウド型ECプラットフォーム構築。21年5月期の営業利益予想は前期比19.7%増の2.05億円。システム受託開発でクラウド型ECプラットフォーム「ebisumart」の認知度を向上させて受注高14%増を見込む。システム運用保守も利益拡大に貢献する見通し。

《ST》

提供:フィスコ

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