話題株ピックアップ【昼刊】:DMG森精機、シャープ、三菱UFJ

注目
2020年8月28日 11時37分

■DMG森精機 <6141>  1,360円  +66 円 (+5.1%)  11:30現在

DMG森精機<6141>が反発している。27日の取引終了後、20年12月期の連結業績予想について、売上高を3200億~3400億円から3300億~3400億円(前期比32.1%減~30.0%減)へ、営業利益を50億~100億円から70億~100億円(同81.3%減~73.2%減)へ修正したことが好感されている。新型コロナウイルス感染症の影響で4、5月の受注が大きく落ち込んだものの、5軸・複合加工機などの工程集約機、アディティブマニュファクチャリング、自動化、デジタル化などが進展したことに加えて、足もとの事業環境などを踏まえて修正したという。なお、未定としていた最終利益を10億~30億円(同94.4%減~83.3%減)を見込むとした。同時に発表した第2四半期累計(1~6月)決算は、売上高1543億4400万円(前年同期比35.3%減)、営業利益24億2900万円(同87.9%減)、最終損益21億5300万円の赤字(前年同期106億7300万円の黒字)だった。

■シャープ <6753>  1,316円  +60 円 (+4.8%)  11:30現在

シャープ<6753>が大幅反発している。この日の寄り前、ジャパンディスプレイ<6740>から、白山工場(石川県白山市)を取得すると発表しており、生産能力の拡充などへの期待から買われているようだ。白山工場はJディスプレの主力工場の一つで、シャープは土地・建物及び付帯設備などを約412億円で取得する。なお、21年3月期業績への影響は軽微としている。

■メタウォーター <9551>  4,540円  +190 円 (+4.4%)  11:30現在

メタウォーター<9551>が7日ぶりに反発している。27日の取引終了後、9月30日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表しており、これが好感されている。投資単位当たりの金額を引き下げ、株式の流動性を高めるとともに、投資家層の拡大を図ることが目的という。効力発生日は10月1日の予定。

■サムティ <3244>  1,368円  +54 円 (+4.1%)  11:30現在

サムティ<3244>は大幅反発している。27日の取引終了後、4月13日に発表した自社株取得に関して、上限を100万株(発行済み株数の2.44%)または10億円から、150万株(発行済み株数の3.71%)または15億円に拡大すると発表しており、これが好材料視されている。機動的な資本政策を遂行するためとしており、取得期間も8月31日までから11月30日までに延長する。

■ビジョン <9416>  830円  +29 円 (+3.6%)  11:30現在

ビジョン<9416>が続伸している。午前10時15分ごろ、Wi-Fiルーターレンタルサービスの利用者が、累計1500万人を突破したと発表しており、これが好材料視されている。新型コロナウイルス感染症の影響で「グローバルWiFi」や「NINJA WiFi」などの海外渡航用サービスの利用者数が減少しているものの、テレワークやオンライン授業のニーズは高まっており、企業や自治体からの国内Wi-Fiルーターレンタルのニーズが増加しているという。

■三菱UFJ <8306>  446.3円  +14.4 円 (+3.3%)  11:30現在

三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>といったメガバンクが高い。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、27日の米ジャクソンホール会議の講演で、ゼロ金利政策を長期間にわたり続けるために2%を超えるインフレ期間を容認することを表明した。これを受け、同日の米国市場では10年債利回りは前日比0.061%高い0.756%に上昇し、JPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカといった銀行株が値を上げた。この流れが東京市場に波及し、三菱UFJなど大手銀行株に買いが流入している。

■ミロク情報サービス <9928>  2,157円  +51 円 (+2.4%)  11:30現在

ミロク情報サービス<9928>は3日ぶりに反発している。27日の取引終了後、自社株買いを実施すると発表したことが好感されている。上限を50万株(発行済み株数の1.61%)、または11億円としており、取得期間は9月1日から12月23日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行し、資本効率を向上させることが目的という。

■丸井グループ <8252>  1,946円  +36 円 (+1.9%)  11:30現在

丸井グループ<8252>は4日続伸。27日の取引終了後、レシート買い取りアプリ「ONE」を運営するWED(東京都千代田区)と、マルイ店舗でのテナント生産・売り上げ報告システムを共同で開発し、27日から導入に向けて順次運用をスタートすることを発表しており、これが好感されている。同システムは、レシートをアプリで撮影するだけで文字がOCRでデータ化され、売り上げデータと自動で照合する仕組み。これを導入することで、テナントは煩雑な閉店後業務を簡略化することが可能となり、1テナント当たり年間60~180時間の削減を見込める一方、出納センターでは送付物の受け渡しや照合業務が年間2万時間の削減が期待される。

■HOYA <7741>  10,520円  +155 円 (+1.5%)  11:30現在

HOYA<7741>が3日続伸している。東京証券取引所が27日に東証1部または2部への新規上場を承認したキオクシアホールディングス<6600>の上場に際し、保有株の一部(253万4400株)を売却すると発表。これを受けて業績への寄与を期待した買いが入っているようだ。

■積水化学工業 <4204>  1,712円  +24 円 (+1.4%)  11:30現在

積水化学工業<4204>が3日ぶりに反発している。きょう付の日本経済新聞朝刊で「医薬品の有効成分となる『原薬』などの受託製造能力を3割増強する」と報じられており、これが好材料視されている。記事によると、生産コストの低減を急ぐ医薬品メーカーからの受注増に対応するのが狙いで、国内外の2工場で計60億円を投じ、新たな設備を導入するという。

■トヨタ自動車 <7203>  7,139円  +66 円 (+0.9%)  11:30現在

トヨタ自動車<7203>、ホンダ<7267>など自動車株が堅調な値動き。前日にFRBが一時的に物価上昇率2%を超える状態を容認する新たな政策指針を発表、ゼロ金利政策の長期化を示唆したことを受けて安全資産である米長期債が売られる展開となった。米10年債利回りが上昇したことで、日米金利差拡大を背景に外国為替市場ではドルが買われ、足もとは1ドル=106円台半ばまで円安が進行している。これを背景に、輸出セクターの中でも特に為替感応度の高い自動車セクターは、輸出採算改善への思惑から買いが優勢となっている。

■フィードフォース <7068>  6,400円  -410 円 (-6.0%)  11:30現在

27日に発表した「東証が信用規制」が売り材料。

東証と日証金が28日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施する。

■クスリアオキ <3549>  9,000円  -330 円 (-3.5%)  11:30現在

クスリのアオキホールディングス<3549>が反落している。27日の取引終了後に発表した8月度(7月21日~8月20日)の月次営業速報で、既存店売上高が前年同月比3.9%減と、16カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気されている。客単価は同3.9%増と上昇したものの、客数が同7.5%減と落ち込んだことが響いた。

■ジェイホールディングス <2721>  367円  +80 円 (+27.9%) ストップ高   11:30現在

ジェイホールディングス<2721>はストップ高。27日の取引終了後に発表した第2四半期累計(1~6月)連結決算が、売上高11億6400万円(前年同期比2.2倍)、営業損益2700万円の赤字(前年同期1億7700万円の赤字)、最終利益1億6000万円(同1億8500万円の赤字)となり、最終損益が黒字転換したことが好感されている。不動産売買に関する大型案件が決済されたことで不動産事業が伸長し売上高を牽引した。また、子会社株式の譲渡に伴い、特別利益として子会社株式売却益及び貸倒引当金繰入額を計上したことも最終損益の黒字転換に寄与した。なお、20年12月期業績予想は引き続き未定としている。

■ショーケース <3909>  732円  +100 円 (+15.8%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率2位

ショーケース<3909>がストップ高の732円に買われている。27日の取引終了後、プラップジャパン<2449>との合弁会社で、広報PRのデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するプラップノードが、広報業務をデジタル技術で変革する新サービスを9月1日に提供開始すると発表しており、これが好感されている。新サービス「PRオートメーション」β版は、プラップジャパンが蓄積してきたコミュニケーションへの知見と、ショーケースが持つマーケティングSaaS開発の技術を融合することで実現した、広報PR業務を一貫してサポートする国内初のSaaS型ツール。ショーケースでは、各界のリーディングカンパニーの優れた事業ノウハウとショーケースが持つSaaS開発の技術を融合したDX支援を推進しており、「PRオートメーション」はその第1弾のローンチとなる。また現在、金融・人材・不動産業界のプロジェクトも進行しているという。

●ストップ高銘柄

ランシステム <3326>  1,078円  +400 円 (+59.0%) ストップ高   11:30現在

オーミケンシ <3111>  537円  +80 円 (+17.5%) ストップ高買い気配   11:30現在

トミタ電機 <6898>  1,140円  +150 円 (+15.2%) ストップ高   11:30現在

など、5銘柄

●ストップ安銘柄

バンクオブイ <4393>  4,030円  -700 円 (-14.8%) ストップ安売り気配   11:30現在

以上、1銘柄

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