★本日の【イチオシ決算】 トリケミカル、ダントーHD、トランザク (8月31日)

注目
2020年8月31日 19時11分

1)本日(8月31日)引け後に発表された決算・業績修正

●イチオシ決算

【トリケミカル <4369> 】 ★上期経常は一転29%増益で上振れ着地

◆21年1月期上期(2-7月)の連結経常利益は前年同期比29.2%増の22.9億円に伸び、従来の1.5%減益予想から一転して増益で着地。最先端半導体向けを中心に化学材料の需要が旺盛だったほか、一部顧客でサプライチェーン毀損に対する懸念から在庫を積み増す動きがみられたことが追い風となった。製品構成の良化に加え、韓国関連会社の業績が好調で持ち分法投資利益が増加したことも大幅増益に貢献した。

●サプライズな決算発表・業績修正

コーアツ工業 <1743> [東証2]  ★今期経常を2.6倍上方修正、配当も30円増額

◆20年9月期の連結経常利益を従来予想の3.1億円→8.4億円に2.6倍上方修正。減益率が72.5%減→27.3%減に縮小する見通しとなった。好採算の工事案件が想定以上に進捗することが利益を大きく押し上げる。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の50円→80円(前期は60円)に大幅増額修正した。

ダントーHD <5337>   ★今期最終を2.8倍上方修正

◆20年12月期の連結最終損益を従来予想の1億円の黒字→2.8億円の黒字(前期は2.9億円の赤字)に2.8倍上方修正した。今期業績の上方修正は今月7日に続き、2回目。連結子会社化した米国住宅金融会社SREモーゲージ・アライアンスの株式取得に伴い、負ののれん発生益1.7億円を計上することが上振れの要因となる。

トランザク <7818>   ★今期営業を21%上方修正・最高益予想を上乗せ

◆20年8月期の連結営業利益を従来予想の22.7億円→27.5億円に21.1%上方修正。増益率が11.0%増→34.4%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。新型コロナウイルス感染対策製品の販売が伸びたほか、レジ袋有料義務化でエコバッグの売れ行きが好調だったことが寄与。販管費の計画的支出なども利益上振れにつながった。

2)9月1日の決算発表銘柄(予定)

■引け後発表

◆第1四半期決算:

<2593> 伊藤園

<4750> ダイサン [東2]

<7399> ナンシン [JQ]

<9627> アインHD

合計4社

※「株探」では、株価、PER、利回りなどを併記した【決算発表・業績修正】銘柄一覧をご覧いただけます。

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