話題株ピックアップ【夕刊】(3):ITbook、イード、ログリー
■ITbook <1447> 571円 +54 円 (+10.4%) 本日終値
ITbookホールディングス<1447>が急騰。きょう1日からマイナンバーカード所有者へのポイント還元策「マイナポイント」事業が始まった。事前の申し込みは低調ながら、政府はマイナンバーカードの普及や個人消費の喚起及びキャッシュレス化の進展を目的に同事業に力を入れていく構えだ。次期総裁の有力候補である菅官房長官がきょうの閣議後の記者会見で「カード普及の起爆剤として期待している」とコメントしたことも伝わっており、マイナンバー関連の最右翼に位置する同社株に人気が集まった。
■イード <6038> 776円 +62 円 (+8.7%) 本日終値
イード<6038>が大幅高。同社はきょう、ジゴワッツ(東京都中央区)と共同開発したスマートフォンをクルマの鍵として使える「バーチャルキー」が、IDOM<7599>が手掛けるファイナンシングサービス「ガリバースマートローン」に提供すると発表。これが材料視されたようだ。「バーチャルキー」は、自動車の鍵をスマートフォンに置き換えるスマートロックシステムで、ジゴワッツの認証基盤技術「JigoAuth」を利用した認証サーバとスマートフォンアプリ、及び専用車載器で構成。自動車の鍵の施錠・開錠だけでなく、プッシュスタートボタンの有効化・無効化操作ができる。
■ログリー <6579> 3,980円 +285 円 (+7.7%) 本日終値
ログリー<6579>は大幅続伸。同社はきょう、コンテンツマーケティング支援を手掛ける連結子会社のクロストレックス(東京都港区)が、自社のHP上にインタラクティブコンテンツを埋め込み、ポップアップ配信することでリード獲得を支援するBtoBマーケティング特化型SaaS「OPTIO(オプティオ)」の提供を開始すると発表しており、これが好感された。オプティオは、サービス資料などのスライドやインタラクティブ動画などのコンテンツを自社サイト上に表示できる配信ツール。コンテンツの表示パターンを選択できるのはもちろん、閲覧者の企業規模や業種に応じて表示内容を変更できるほか、スライドの中に問い合せフォームを設置しフォーム入力までの導線を短くするなど、さまざまな機能でリード獲得を支援するという。
■Ubicom <3937> 2,008円 +127 円 (+6.8%) 本日終値
Ubicomホールディングス<3937>が続伸。全体相場は強弱感が対立し方向感の定まらない動きにあるが、同社株は8月28日の下ヒゲ陰線を目先のターニングポイントに切り返し歩調が鮮明だ。フィリピンを開発拠点とするオフショアの大企業向けシステム開発会社。企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)投資需要を取り込み、新規顧客の開拓や既存顧客の案件拡大が寄与、医療ICT分野では次世代レセプトチェックシステムが需要を捉えている。新型コロナウイルスの影響も限定的で、21年3月期営業利益は前期比14%増の8億700万円と2ケタ成長を継続する見通し。
■アクロディア <3823> 278円 +17 円 (+6.5%) 本日終値
アクロディア<3823>が続伸。前週は調整色の強い展開だったが目先は動きを一変させ、きょうは5日移動平均線を上回るなど切り返し歩調を強めている。同社は31日取引終了後、新型コロナウイルス対応PCR検査サービスで検査機関の早川予防衛生研究所(東京都新宿区)とパートナーシップを締結したことを発表。早川予防衛生研究所と協業のもと、新型コロナウイルス対策ソリューションの一環としてPCR検査サービスを提供していく方針。
■ダントーHD <5337> 267円 +16 円 (+6.4%) 本日終値
ダントーホールディングス<5337>は急伸。内装や外装、床などのタイル大手で不動産マネジメント事業も手掛ける。8月31日取引終了後、20年12月期最終利益の上方修正を発表、従来予想の1億円から2億8000万円に大幅増額しており、これを手掛かり材料に投資資金の攻勢を誘った。最終利益の上方修正は負ののれん発生に伴う特別利益計上を反映したもの。
■チエル <3933> 3,620円 +210 円 (+6.2%) 本日終値
チエル<3933>が高い。8月31日の取引終了後、9月30日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表したことが好感された。投資単位の金額を引き下げることで、株式の流動性向上と投資家層の拡大を図ることが目的という。なお、効力発生日は10月1日。
■ツナグGHD <6551> 458円 +18 円 (+4.1%) 本日終値
ツナググループ・ホールディングス<6551>が続伸。午前11時ごろ、子会社インディバルが、ラクスル<4384>が手掛ける運用型テレビCM「ノバセル」を採用領域におけるマーケティング施策として提供開始したと発表しており、これが好材料視された。ラクスルの提供する運用型テレビCM「ノバセル」は、Web広告では当たり前となっている概念・仕組みをテレビCMの世界に新たに持ち込み、サービスとして完成させたサービス。今回の提携により、インディバルのWebプロモーションから応募管理までオールインワンの採用ソリューション「Findin」では、テレビCMとデジタル広告を組み合わせた集客戦略を提供できるようになり、業績への貢献が期待されている。
■アイリッジ <3917> 912円 +35 円 (+4.0%) 本日終値
アイリッジ<3917>は続伸。正午ごろ、三菱商事・ユービーエス・リアルティ(東京都千代田区)が提供を開始した「京都ファミリーアプリ」の開発を支援したと発表しており、これが好材料視された。「京都ファミリーアプリ」は、三菱商事UBSリアルティが日本リテールファンド投資法人<8953>から資産運用を受託するショッピングセンター「京都ファミリー」(京都市右京区)の顧客向けアプリ。アイリッジのファン育成プラットフォーム「FANSHIP」が導入されており、「京都ファミリー」を楽しく便利に利用するためのポイントやアプリ限定クーポン、キャッシュレス決済機能などを提供するとしている。
■ポエック <9264> 3,760円 +140 円 (+3.9%) 本日終値
ポエック<9264>が大幅高。8月31日の取引終了後、投資有価証券売却益4500万円を20年8月期第4四半期に特別利益として計上すると発表しており、業績予想への寄与が期待されている。なお、20年8月期業績への影響は修正が必要となった場合、速やかに開示するとしている。
●ストップ高銘柄
ZOA <3375> 1,430円 +300 円 (+26.6%) ストップ高 本日終値
バンクオブイ <4393> 4,500円 +700 円 (+18.4%) ストップ高 本日終値
カーディナル <7855> 652円 +100 円 (+18.1%) ストップ高 本日終値
サンアスタ <4053> 3,400円 +500 円 (+17.2%) ストップ高 本日終値
バイセル <7685> 3,475円 +500 円 (+16.8%) ストップ高 本日終値
など、12銘柄
●ストップ安銘柄
ケイブ <3760> 2,164円 -500 円 (-18.8%) ストップ安 本日終値
ウチダエスコ <4699> 4,690円 -1,000 円 (-17.6%) ストップ安 本日終値
以上、2銘柄
株探ニュース