今日の為替市場ポイント:米国株高を意識してドル売り抑制も

通貨
2020年9月3日 8時40分

2日のドル・円は、東京市場では105円85銭から106円13銭まで反発。欧米市場でドルは106円05銭から106円30銭まで上昇し、106円18銭で取引終了。本日3日のドル・円は、主に106円台で推移か。米国株式は強い動きを見せており、リスク回避的なドル売り・円買いは引き続き抑制される可能性がある。

2日に公表された地区連銀経済報告によると、経済活動は8月下旬にかけて多少拡大し、雇用はおおむね増加したもようだ。新型コロナウイルスの感染が広がっている地域では経済抑制策などが再導入されており、経済活動の拡大は一服していることも判明した。それでも製造業の業績は改善傾向にあり、個人消費はゆるやかに拡大していることから、今年後半の米国経済はゆるやかに回復するとの見方が再び広がっている。

ただ、市場参加者の間からは「雇用情勢の急速な改善は期待できない」との声が聞かれており、明日4日に発表される8月雇用統計が市場予想を下回った場合、米国経済のすみやかな回復への期待は低下し、追加緩和の思惑が一段と広がる可能性がある。米国株式は下げ渋る可能性があるが、為替についてはドル売りがやや強まるとの見方が多いようだ。

《CS》

提供:フィスコ

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