話題株ピックアップ【夕刊】(3):アステリア、バリューデザ、AMI

注目
2020年9月3日 15時20分

■アステリア <3853>  854円  +40 円 (+4.9%)  本日終値

アステリア<3853>の上げ足が止まらない。きょうは一時51円高の865円まで値を飛ばし連日で年初来高値を更新。中長期的にみても800~950円にかけてはもみ合い期間が少なく滞留出来高の希薄なゾーンで昨年8月初旬以来の高値圏を快走している。XML技術を基盤としたシステム開発会社で、サブスクリプションに傾注、業績は20年3月期は営業赤字に陥ったが、20年4~6月期に早くも黒字転換するなど回復色を強めている。人工知能(AI)・IoT分野を深耕、エッジインテグレーションも展開する。2日取引終了後、豊洲やまもと眼科(東京都江東区)がAI搭載IoT統合エッジウェア「Gravio」を用いたAIカメラによる3密回避システムを導入したことを発表、新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、同製品に対する注目度が高まった。

■バリューデザイン <3960>  3,185円  +145 円 (+4.8%)  本日終値

バリューデザイン<3960>が後場急伸。同社はきょう、ハウス電子マネーとスマートフォンによる複数のコード決済を一括して提供する決済接続サービスで、JCB(東京都港区)が手掛けるQRコード・バーコード決済システム「Smart Code」の取り扱いを開始したと発表。同社はこれまでにITサービス事業者や金融機関、デジタルギフトなどが提供するキャッシュレス決済サービスとハウス電子マネーの接続対応を行っており、既に利用できる決済手段に加えて、「Smart Code」に対応しているコード決済サービスが利用できるようになる。同社では今後も順次接続可能なコード決済サービスの拡大に取り組むとしている。

■アドバンスト・メディア <3773>  898円  +34 円 (+3.9%)  本日終値

アドバンスト・メディア<3773>が3日ぶりに反発。同社はきょう、マスク越し、アクリル板越しの接客・商談を音声認識で可視化できる対面用小型2chマイク「AmiVoice Front FF01(アミボイス フロント エフエフゼロワン)」を今冬に、会話解析ソリューション「AmiVoice SF-CMS(アミボイス エスエフシーエムエス)」を11月上旬にリリースすると発表した。前日にはAI(人工知能)音声認識を活用した議事録作成支援システムが、自治体導入250件を突破したことを明らかにしており、これらが買い手掛かりとなったようだ。

■ヨロズ <7294>  1,019円  +37 円 (+3.8%)  本日終値

ヨロズ<7294>は大幅高で3日続伸。株価は8月18日以来の1000円台を回復している。2日の取引終了後、旧村上ファンド関係者が運営する投資会社レノが関東財務局に変更報告書(5%ルール報告書)を提出。レノと共同保有者の同社株式保有比率が9.19%から10.22%に増加したことが判明しており、これを受けて需給思惑が働いたようだ。なお、保有目的は投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと。報告義務発生日は8月26日。

■メディネット <2370>  102円  +3 円 (+3.0%)  本日終値

メディネット<2370>が反発。2日の取引終了後、国立がん研究センターと進めている新型コロナウイルス感染症の予防を目的とした自家樹状細胞ワクチンの共同研究開発に、慶應義塾が参画することになったと発表しており、これが好感された。慶應義塾の参画により、国立がん研究センターが基礎データの取得、慶應義塾が非臨床試験及び第1相治験開始のための対応支援、メディネットが製造工程の構築、基礎データの取得、非臨床安全性試験などの役割を担当することになり、ワクチンの開発を推進することになるという。メディネットでは21年中頃までに、第1相治験を国立がん研究センター東病院、慶應義塾大学病院と連携して開始する予定で、早期の再生医療等製品としての上市を目指すとしている。

■パイプドHD <3919>  1,639円  +20 円 (+1.2%)  本日終値

パイプドHD<3919>が高い。顧客情報管理ソフトをクラウドで提供、足もとの業績は会社側の想定を上回って好調に推移している。2日取引終了後、21年2月期の最終利益を前期比2~16%増の7~8億円に上方修正、従来の減益予想から一転して増益見込みとなり、上限でみた場合は前期比16%増益となる。非上場株式の売却に伴う売却益計上が寄与する。これを材料する形で短期筋の買いが集中する格好となった。

■アイケイ <2722>  1,270円  +13 円 (+1.0%)  本日終値

アイケイ<2722>が高い。岩井コスモ証券は2日、同社株の投資判断を新規「B+」でカバレッジを開始した。目標株価は1450円とした。同社はテレビショッピングなどで商品を販売するBtoC事業と卸売りのBtoBtoC事業が2本柱。巣ごもり需要の高まりによるTVショッピングが好調で、20年5月期の連結営業利益は前の期比36.9%増の5億9000万円と大幅増益となった。21年5月期もこの好調は続き、会社側では同利益を6億5900万円と見込んでいるが、同証券では7億円への増額修正を予想している。

■グローバルダイニング <7625>  212円  -16 円 (-7.0%)  本日終値

グローバルダイニング<7625>が急反落。2日の取引終了後、東証と日証金が3日売買分から信用取引に関する臨時措置を強化すると発表しており、信用規制強化による人気離散を警戒する動きが優勢となった。東証は委託保証金率を現行の50%以上(うち現金を20%以上)から70%以上(うち現金を40%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の50%(うち現金を20%)から70%(うち現金を40%)に引き上げる。

■QBNHD <6571>  1,899円  -82 円 (-4.1%)  本日終値

2日に発表した「8月既存店売上高は19%減」が売り材料。

8月既存店売上高は前年同月比19.0%減と前年割れが続いた。

■ナルミヤ <9275>  590円  -16 円 (-2.6%)  本日終値

2日に発表した「8月既存店売上高は12.6%減」が売り材料。

8月既存店売上高は前年同月比12.6%減と2ヵ月連続で前年割れとなった。

●ストップ高銘柄

イハラサイエンス <5999>  1,927円  +400 円 (+26.2%) ストップ高   本日終値

メディアリンクス <6659>  386円  +80 円 (+26.1%) ストップ高   本日終値

インタートレード <3747>  608円  +100 円 (+19.7%) ストップ高   本日終値

バイセル <7685>  4,275円  +700 円 (+19.6%) ストップ高   本日終値

コムシード <3739>  669円  +100 円 (+17.6%) ストップ高買い気配   本日終値

など、13銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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