話題株ピックアップ【夕刊】(3):IXナレッジ、ベストワン、ムサシ

注目
2020年9月4日 15時20分

■アイエックス・ナレッジ <9753>  730円  +48 円 (+7.0%)  本日終値

アイエックス・ナレッジ<9753>が急動意。金融業界向けに強みを持つシステムインテグレーターでキャッシュレス決済やブロックチェーンなどフィンテック分野で技術を先行。自民党次期総裁選に出馬する菅官房長官が地銀再編に前向きな姿勢をみせていることで、その際に金融システムの再構築に対するニーズが同社のビジネスチャンスにつながる可能性がある。依然700円台と値ごろ感があるうえ、PER13倍と同業他社と比較して割安なことも買いを誘っている。

■ベストワンドットコム <6577>  1,892円  +107 円 (+6.0%)  本日終値

ベストワンドットコム<6577>が続伸。3日の米株式市場で、クルーズ船大手のカーニバルが前日比0.87ドル(5.2%)高の17.58ドルと大幅高で引けたことを受けて、クルーズ予約サイトを運営する同社にも思惑的な買いが入ったようだ。カーニバルは3日、新型コロナウイルス感染症の影響で休止していたクルーズ船の運航を6日からイタリアで再開すると発表しており、これが好感された。一方、ベストワンも、主要取扱船会社であるコスタ・クルーズが9月6日から一部運航を再開するなど、ヨーロッパを中心に運航再開の動きが出てきており、収益回復への期待が高まっているようだ。

■ムサシ <7521>  2,149円  +103 円 (+5.0%) 一時ストップ高   本日終値

ムサシ<7521>が後場急伸。同社はきょう、アパーチュアカード(図面などのマイクロフィルムを含むカード)のマイクロフィルム部分とカード記載面を同時にスキャニングする世界初のデュアルスキャン機能を搭載したアパーチュアカードスキャナ「DS-6」を発売したと発表。これが株価を刺激したようだ。「DS-6」はデュアルスキャン機能により、従来はカードごとに別々にスキャニングしていた作業を1回で完了できるため、アパーチュアカードのデジタル化作業の大幅な効率化を図ることが可能。同社では、過去の図面をマイクロフィルム化しアパーチュアカードで保有している製造メーカー向けに販売するとしている。

■OSJBHD <5912>  237円  +8 円 (+3.5%)  本日終値

OSJBホールディングス<5912>が反発。3日の取引終了後、自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を160万株(発行済み株数の1.34%)、または3億円としており、取得期間は9月4日から12月30日まで。資本効率の向上と経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するためとしている。

■前澤工業 <6489>  475円  +15 円 (+3.3%)  本日終値

前澤工業<6489>は全体下げ相場に逆行し5日続伸と気を吐いた。上水道及び下水道用機械の大手メーカーで官公庁向けに強みを持っている。下水道分野では沈砂池設備で首位、同社が有する二点DO制御技術に評価が高い。台風シーズンで水害対応へのニーズで活躍余地がある。業績面では20年5月期営業利益が前の期比35%増の17億7800万円と急拡大、年間配当も14円と前の期実績から2円増配した。PER8倍、PBR0.5倍弱と割安感が際立つ。

■明和産業 <8103>  479円  +15 円 (+3.2%)  本日終値

明和産業<8103>が反発。同社は3日、日本総合研究所(東京都品川区)及び中国の北京新能源汽車技術創新中心との間で、新エネルギー自動車電池の協業検討に関する覚書を締結したと発表しており、これが材料視されたようだ。この覚書は、電池の循環型サプライチェーンの構築や効果的な利活用の推進に向けた新たなビジネスモデルの検討を3社が共同で行うことで合意したもの。関連業界に対する政策法規の制定や環境保護プログラムの整備に向けた研究も協力して行うとしている。

■蔵王産業 <9986>  1,436円  +31 円 (+2.2%)  本日終値

蔵王産業<9986>が反発。3日の取引終了後、上限を60万株(発行済み株数の9.58%)、または8億4300万円とする自社株を4日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得すると発表したことが好感された。大株主である佐々木健二氏が保有株を売却する意向を示したことに対応する。なお、取得結果はまだ発表されていない。

■土木管理総合試験所 <6171>  362円  +6 円 (+1.7%)  本日終値

土木管理総合試験所<6171>はしっかり。この日の正午ごろ、沖縄設計センター(沖縄県那覇市)の全株式を取得し子会社化したことを発表しており、これが好感された。沖縄設計センターが主に設計事業を手掛けることから、土木管理と幅広い分野でシナジーを発揮することが期待されている。取得価格は非開示。なお、20年12月期業績への影響は軽微としている。

■篠崎屋 <2926>  99円  +1 円 (+1.0%)  本日終値

篠崎屋<2926>が3日続伸。午前10時ごろに発表した8月度の月次店舗売上高で、既存店売上高が前年同月比8.4%増と3カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。なお、全店売上高も同7.4%増と2カ月連続でプラスとなっている。

■不二電機工業 <6654>  1,303円  +12 円 (+0.9%)  本日終値

不二電機工業<6654>は続伸。3日の取引終了後に発表した第2四半期累計(2~7月)単独決算が、営業利益1億8300万円(前年同期比33.0%増)、純利益1億3300万円(同11.5%増)と大幅な増益となったことが好感された。海外向けの各種表示器や試験用端子が減少したことが響き、売上高は18億5200万円(同2.7%減)となった。ただ、利益面では製造原価や販売管理費の抑制などの施策が奏功したほか、一部の経費の発生が第3四半期以降に遅れる見込みとなったことも寄与した。同時に、上限を25万株(発行済み株数の4.22%)、または3億2275万円とする自社株を4日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得すると発表しており、これも好材料視されている。なお、取得結果はまだ発表されていない。なお、21年1月期通期業績予想は、売上高37億5700万円(前期比4.7%減)、営業利益2億5900万円(同31.3%減)、純利益1億9000万円(同32.1%減)の従来見通しを据え置いている。

●ストップ高銘柄

筑波銀行 <8338>  231円  +50 円 (+27.6%) ストップ高   本日終値

杉村倉庫 <9307>  617円  +100 円 (+19.3%) ストップ高   本日終値

エブレン <6599>  6,350円  +1,000 円 (+18.7%) ストップ高   本日終値

日本テレホン <9425>  659円  +100 円 (+17.9%) ストップ高   本日終値

インタートレード <3747>  708円  +100 円 (+16.5%) ストップ高   本日終値

など、9銘柄

●ストップ安銘柄

イグニス <3689>  2,477円  -500 円 (-16.8%) ストップ安   本日終値

以上、1銘柄

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