話題株ピックアップ【夕刊】(3):UMCエレ、リビンT、CEHD

注目
2020年9月14日 15時19分

■UMCエレ <6615>  363円  +38 円 (+11.7%)  本日終値  東証1部 上昇率7位

ユー・エム・シー・エレクトロニクス<6615>が急反発。前週末11日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高262億5600万円(前年同期比15.3%減)、営業損益3億9100万円の赤字(前年同期4億2900万円の赤字)、最終損益7億700万円の赤字(同13億7900万円の赤字)となり、減収にもかかわらず、営業赤字幅が縮小したことが好感された。車載機器やOA機器、情報通信機器など向けに主力のEMS事業が落ち込んだことが響いた。一方、前年同期に計上した退職給付費用の影響がなくなったことが損益改善につながった。なお、21年3月期通期業績予想は引き続き未定としている。

■リビン・テクノロジーズ <4445>  3,595円  +310 円 (+9.4%)  本日終値

リビン・テクノロジーズ<4445>が大幅高。同社は前引け後、20年9月期業績予想について、売上高を20億500万円から24億円(前期比28.2%増)へ上方修正しており、これが好感された。「リビンマッチ」の集客が好調に推移し「不動産売却」の査定依頼件数が増加したことに加えて、「ブランディングサービス」で、インターネット広告代理の新規受注が好調に推移していることが寄与する見通し。一方で、テレビCMの制作・配信など大規模なブランディング投資を積極的に実施するため、営業利益は1000万円(同96.2%減)の従来予想を据え置いている。

■CEホールディングス <4320>  645円  +54 円 (+9.1%)  本日終値

CEホールディングス<4320>が続急騰。自社開発の電子カルテシステム「ミライズエーズィー」を中心とする医療ソリューション事業を手掛ける。今3月期業績は前期に反映された大型案件獲得の反動で大幅減益を見込むが、マーケットは来期以降の回復に目が向いている。同社がM&Aで傘下に収めた臨床試験受託子会社マイクロンの収益フル寄与が見込まれることはポイント。マイクロンが開発支援したAI搭載のプログラム医療機器が「新型コロナウイルス感染症に関連した肺画像解析プログラム」として日本初の承認を取得するなど話題性も多い。光通信<9435>が純投資目的で同社株を買い増し、筆頭株主となっていることも思惑材料となっている。

■アドウェイズ <2489>  473円  +38 円 (+8.7%)  本日終値

アドウェイズ<2489>の上げ足が加速している。株価は5営業日続伸となり、この間に株価水準を30%も切り上げた。スマートフォン向け広告配信を主力とするアフィリエイト広告の大手だが、巣ごもり消費を背景としたマンガアプリの広告需要拡大などが追い風となっている。配信の自動化などで収益性が高まっていることも業績数字に反映され、21年3月期営業利益は前期比倍増となる4億200万円と急回復が見込まれている。博報堂DYホールディングス<2433>傘下の博報堂DYメディアパートナーズとの資本・業務提携による効果も収益押し上げ要因となっている。

■ナレッジスイート <3999>  953円  +72 円 (+8.2%)  本日終値

ナレッジスイート<3999>が大幅続伸。午前10時ごろ、テレワークの営業活動を支援するクラウド型オンライン商談ツール「VCRM(ブイシーアールエム)」の大幅機能リニューアルを行ったと発表しており、これが好材料視された。今回のリニューアルでは、接続の不安定状況を改善したほか、電話商談中にオンライン商談に即座に切り替える機能と、事前にアクセスURLを発行し決められた時間にオンライン会議を始める機能を一つに集約し、ユーザー企業の負担とオペレーションの軽減を実現したのが特徴。同サービスは、20年5月13日正式リリースし、リリースから2カ月間で125社500ライセンス以上の顧客に利用されたが、リニューアルによる利便性の向上で更なるユーザー獲得が期待されている。

■富士ソSB <6188>  433円  +31 円 (+7.7%) 一時ストップ高   本日終値

富士ソフトサービスビューロ<6188>が後場動意づき、一時ストップ高まで買われた。同社はきょう、国税庁から年末調整控除申告書作成用ソフトウェアのヘルプデスク業務を受託したと発表しており、これが株価を刺激したようだ。受託した業務内容は、年調ソフト操作方法に関する問い合わせ対応業務や、問い合わせ内容などの記録業務、書類などの整理・仕分け業務、その他付随業務などとなっている。

■ギフト <9279>  1,635円  +117 円 (+7.7%)  本日終値

ギフト<9279>が大幅高で4日ぶりに反発。前週末11日の取引終了後、東京証券取引所の承認を受けて、9月18日付で東証マザーズから東証1部へ市場変更することになったと発表しており、TOPIX連動ファンドなどによる買い需要発生を先取りする形で買われた。同社は、横浜家系ラーメン店を関東中心にチェーン展開しているほか、麺やスープなどの食材を提供するプロデュース事業を展開。20年10月期連結業績予想は、売上高108億8000万円(前期比20.2%増)、経常利益6億1600万円(同39.7%減)を見込んでいる。

■キャリアインデックス <6538>  521円  +36 円 (+7.4%)  本日終値

キャリアインデックス<6538>が続伸。この日午前中、採用管理システム(ATS)との連携サービスの提供を開始したと発表しており、これが好感された。提供が開始されたサービスを利用することで、採用活動を行っている企業では、ATSに掲載している求人に対して、キャリアインデックスの提供する求職者集客のマーケティング支援を受けることができるという。具体的には、ATSに掲載している求人情報がキャリアインデックスが運営する転職サイト「CAREER INDEX(転職)」とアルバイト・パート向けの情報サイト「Lacotto(ラコット)」にリアルタイムで掲載され、応募者獲得ルートを増やすことができるという。また、応募があった際はATSで直接応募情報を取得できるようになるとしている。

■INEST <3390>  80円  +5 円 (+6.7%)  本日終値

INEST<3390>は3日続伸。きょう昼ごろ、同社子会社のアイ・ステーションが、AI顔認証ソリューションを提供するソフトバンク<9434>子会社の日本コンピュータビジョンと業務提携を行うと発表しており、これが材料視された。今後、中小企業及び店舗運営会社に向けて、AI温度検知ソリューションサービスを商品化し販売を行っていくという。

■and factory <7035>  989円  +60 円 (+6.5%)  本日終値

and factory<7035>が続伸。前週末11日の取引終了後、パートナーと共同運営するマンガアプリの総合月間アクティブユーザーが、8月で1000万人を突破したと発表しており、これが好感された。なお、同社では現在、パートナー企業と「マンガUP!」「マンガPark」「マンガMee」など8つのマンガアプリを共同運営し、マンガコンテンツを提供している。

●ストップ高銘柄

アマテイ <5952>  235円  +50 円 (+27.0%) ストップ高   本日終値

アズ企画設計 <3490>  1,713円  +300 円 (+21.2%) ストップ高   本日終値

ダイヤHD <6699>  1,029円  +150 円 (+17.1%) ストップ高   本日終値

イトクロ <6049>  1,147円  +150 円 (+15.1%) ストップ高   本日終値

など、10銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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