ツルハHDが4日続伸、第1四半期営業利益20%増で上期計画に対する進捗率7割
ツルハホールディングス<3391>は4日続伸。14日の取引終了後、第1四半期(6~8月)連結決算を発表しており、売上高2246億2300万円(前年同期比7.6%増)、営業利益151億6200万円(同20.1%増)、純利益91億3700万円(同4.7%増)と2割営業増益となり、上期計画の営業利益215億5000万円に対する進捗率が70.3%と順調なことが好感されている。
新型コロナウイルス感染拡大の影響によるインバウンド需要の落ち込みや化粧品などの需要減があったものの、感染予防関連商材の需要増や、緊急事態宣言などによる外出自粛に伴う日用品・食品などの需要増が売り上げ拡大につながった。また、利便性の強化を図るために行った既存店舗改装のほか、新たなプライベートブランド「くらしリズム」「くらしリズムMEDICAL」の刷新と展開拡大などの施策も奏功した。更に、5月下旬にJR九州ドラッグイレブンを子会社化したことも寄与した。
なお、21年5月期通期業績予想は、売上高8600億円(前期比2.3%増)、営業利益452億円(同0.4%増)、純利益270億円(同3.2%減)の従来見通しを据え置いている。