ジェネパが急反落、20年10月期業績予想を上方修正も材料出尽くし感
ジェネレーションパス<3195>が急反落している。14日の取引終了後、20年10月期の連結業績予想について、売上高を114億円から132億9600万円(前期比37.5%増)へ、営業利益を1億円から3億円(同15.8倍)へ、最終利益を7000万円から1億8000万円(同16.4倍)へ上方修正したが、株価は8日に年初来高値1351円をつけるなど上昇基調にあっただけに、材料出尽くし感から利益確定売りが出ているようだ。
上方修正は、新型コロナウイルス感染症の影響などで、ECを活用する新規のユーザーが増加したことを受けて、主力のECマーケティング事業が好調に推移していることが牽引する。また、継続的に実行してきた在庫配置の適正化及び配送コストの上昇を抑えるための各種改善施策が機能し始め、同事業の利益率が向上したことや、新規事業であるイエコレクションを中心としたメディア事業の確実な伸長が図られたことも寄与する。
なお、第3四半期累計(19年11月~20年7月)決算は、売上高97億2700万円(前年同期比38.9%増)、営業利益2億900万円(前年同期2300万円の赤字)、最終利益1億1800万円(同2800万円の赤字)だった。