【市場反応】米8月住宅着工件数/9月フィラデルフィア連銀製造業景況指数/失業保険申請件数など
米労働省が発表した週次新規失業保険申請件数は前週比3.3万件減の86.0万件と3週連続で100万件割れとなったが予想85.0万件を上回り雇用回復は遅い。失業保険継続受給者数は1262.8万人と、前回1354.4万人から予想以上に減少。4月初旬以来で最小となった。
同時刻に商務省が発表した8月住宅着工件数は前月比5.1％減の141.6万戸と予想148.8万戸を下回った。8月住宅建設許可件数も前月比0.9％減の147万戸と、増加予想に反して7月148.3万戸から減少。
9月フィラデルフィア連銀製造業景況指数は15.0と、予想通り3カ月連続で低下した。
予想を下回った住宅や雇用関連指標の結果を受けて米国債相場は上昇。ドル・円は米債利回り低下に伴うドル売りに104円55－60銭の安値圏でもみ合い。ユーロ・ドルは1.1800ドルを挟んだ展開となった。
【経済指標】
・米・8月住宅着工件数：141.6万戸（予想：148.8万戸、7月：149.2万戸←149.6万戸）
・米・8月住宅建設許可件数：147万戸（予想：151.2万戸、7月：148.3万戸）
・米・9月フィラデルフィア連銀製造業景況指数：15.0（予想：15.0、8月：17.2）
・米・先週分新規失業保険申請件数：86.0万件（予想：85.0万件、前回：89.3万件←88.4万件）
・米・失業保険継続受給者数：1262.8万人（予想：1300.0万人、前回：1354.4万人←1338.5万人）
《KY》