本日注目すべき【好決算】銘柄 日本調剤、アドソル日進、ハピネット (23日大引け後 発表分)
23日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
日本調剤 <3341> ★上期最終を一転黒字に上方修正
◆21年3月期上期(4-9月)の連結最終損益を従来予想の0.5億円の赤字→10億円の黒字(前年同期は20.9億円の黒字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う外来診療の抑制で処方箋枚数が想定以上に減少したものの、グループ全社で取り組んだ経費抑制策の成果が計画を大きく上回ることに加え、医薬品製造販売事業における採算重視の販売戦略や利益率の高い新製品の好調な販売が利益を押し上げる。
アドソル日進 <3837> ★上期経常を一転8%増益・最高益に上方修正
◆21年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の5.8億円→6.9億円に17.9%上方修正。従来の8.0%減益予想から一転して8.5%増益を見込み、3期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなった。社会インフラ事業のエネルギー分野(電力・ガス)を中心に売上高が計画通りに進捗することに加え、オンラインツールの活用による移動コストの削減なども利益を押し上げる。
ハピネット <7552> ★非開示だった今期経常は45%増益へ
◆21年3月期の業績予想は連結経常利益が前期比45.0%増の35億円に拡大する見通しと発表。外出自粛やインバウンド需要の低下で上期に低調だったアミューズメント事業が段階的に回復するなか、適正在庫の維持や在庫処分の減少に注力するとともに、業務改革によるローコスト体制を構築する方針。
エンチョー <8208> [JQ] ★非開示だった今期経常は6.2倍増益、5円増配へ
◆非開示だった21年3月期の業績予想は連結経常利益が前期比6.2倍の7億円に拡大する見通しと発表。上期にホームセンターを中心に巣ごもり消費の拡大による特需が発生したほか、チラシ・集客イベントの自粛、営業時間短縮や休業などで販管費が減少したことが寄与。なお、下期は平常時に戻る仮定で業績予想を算出している。
業績好調に伴い、未定としていた今期の年間配当は20円(前年同期は15円)実施する方針とした。
株探ニュース