SGHD急反発、1株から2株への株式分割と21年3月期最終利益予想を上方修正
SGホールディングス<9143>が急反発している。24日の取引終了後、10月31日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表したことが好感されている。投資単位あたりの金額を引き下げることで、より一層の投資家層の拡大と株式の流動性の向上を図るのが目的という。
あわせて、21年3月期の連結業績予想について、最終利益を525億円から550億円(前期比16.3%増)へ上方修正し、従来25円を予定していた期末配当について、実質増額となる14円に修正したことも好材料視されている。保有する日立物流<9086>株式と、日立物流が保有する佐川急便株式の持ち分法比率の変更を発表しており、日立物流株式売却に伴う持ち分法投資利益の減少と、佐川急便株式取得による最終利益の増加を織り込んだという。なお、日立物流株式売却に伴う株式売却益は確定次第開示する予定。また、売上高1兆2200億円(同4.0%増)、営業利益870億円(同15.3%増)は従来見通しを据え置いている。