30日の株式相場見通し=一進一退か、新型コロナ感染再拡大に警戒感
30日の東京株式市場は、強弱感が対立し一進一退の展開となりそうだ。前日の米国株市場では、NYダウ、ナスダック総合指数ともに4日ぶり反落し戻り相場が一服。欧米での新型コロナウイルス感染が再拡大していることから、経済先行きに対する警戒感が再燃している。米大統領候補の第1回討論会を控え模様眺めムードが強くなったが、下値を売り込む動きもみられなかった。東京市場でも手掛かり材料難のなか積極的な買いは見込みにくい状況にあるが、下押す場面では日銀のETF買いや機関投資家の配当再投資の買いなどが下値を支える形で、日経平均は2万3000円台半ばで売り物をこなす展開が想定される。
29日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比131ドル40セント安の2万7452ドル66セントと4日ぶり反落。ナスダック総合株価指数は、同32.277ポイント安の1万1085.248だった。
日程面では、8月の鉱工業生産速報値、8月の住宅着工など。また、東証マザーズ市場にアクシス<4012>が新規上場する。海外では9月の中国製造業・非製造業PMI、9月のユーロ圏消費者物価指数のほか、9月の米ADP雇用リポートなど。