外為サマリー:一時1ドル105円60銭まで上昇、NYダウ先物高などが支援材料
5日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=105円55銭前後と前週末の午後5時時点に比べ40銭弱のドル高・円安となっている。
2日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=105円29銭前後と前日に比べ20銭強のドル安・円高で取引を終えた。トランプ米大統領が新型コロナウイルスに感染したことを受け、リスク回避目的のドル売り・円買いが優勢だった。ただ、NYダウが売り一巡後に下げ渋ると、ドルにも買い戻しが入り一時105円39銭まで下値を切り上げた。
この日の東京市場はドル買い・円売りが優勢の展開で、午前10時00分頃には一時105円60銭まで上昇した。「トランプ米大統領の症状は軽度」などと報じられるなか、時間外取引でNYダウ先物が堅調な動きとなっているほか、日経平均株価が反発していることが支援材料となっているもよう。また、きょうはゴトー日(5のつく日と10のつく日)であることから、国内輸入企業などのドル買い・円売りが意識されている面もあるようだ。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1725ドル前後と前週末の午後5時時点に比べ0.0003ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=123円76銭前後と同50銭弱のユーロ高・円安で推移している。