日経平均VIは低下、一時2月21日以来の20ポイント割れ
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時35分現在、前日比-0.80pt(低下率3.79%)の20.33ptと低下している。なお、今日ここまでの高値は20.92pt、安値は19.94pt。
昨日の米国株高を受け、今日の東京株式市場は買い先行で始まり、日経225先物は上昇、日経VIは低下して始まった。明日の株価指数オプション10月物の特別清算指数(SQ)算出を控え、今日は持ち高調整の買いも指摘され、日経225は上げ幅を拡大。市場心理が一段と改善し、日経VIは低下幅を拡大。一時、日経平均が新型コロナウイルスの感染拡大で急落する直前の2月21日以来約7カ月半ぶりに節目の20ptを下回った。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。
《FA》