イルグルム 2020年9月の売上高は前年同月比22.5%増、通期は前年同期比18.8%増と2桁連続増収

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2020年10月9日 10時55分

株式会社イルグルム(東証マザーズ上場、コード:<3690>、岩田進社長)は、10月8日に2020年9月の月次売上高を発表した。同月の全社売上高は、230百万円(小数点以下、四捨五入、以下同様)、前年同月比22.5%と高い増収率を維持した。一時的な要因で商流プラットフォーム事業が大きく減収となった3月を除き、2019年10月以降、2桁の増収率で推移している。

事業部門別では、全社売上高の約9割を占めるマーケティングプラットフォーム事業部門は、同月の売上高が約201百万円、前年同月比19.6%の増収と引き続き好調である。コアのアドエビス事業、並びに事業買収したアドレポ事業やADPLAN事業が順調であり、同事業部の売上高金額は、2020年1月以降、毎月2億円前後と高水準で安定的に推移している。

一方、商流プラットフォーム事業部門の9月の売上高も約28百万円、前年同月比48.5%と大幅な増収となった。同部門は、6月には一部の取引先との契約更新の遅れに伴う売上高の一括計上があり、また7月には一部の取引先との契約により一定期間の売上高がまとめて計上されたたため高い伸び率となったが、正常化しつつある8月以降も高い伸び率を示している。

なお、前期の累計12ヶ月間(2019年10月~2020年9月)の全社売上高は、2,619百万円と前年同期比18.8%の増収となり(速報値の累計ベース)、また通期の会社売上高計画(2,700百万円、2019年9月期比22.6%の増収)に対する達成率は、約97%となった。計画値をわずかに下回ったものの、過去最高売上高の連続更新を確実に達成したと思われる。また、同社は前期(2020年9月期)の営業利益を2億円(前期比135.5%の増益)、当期純利益を1.3億円(前期の赤字から黒字に転換)と大幅な増益、並びに一株当たり年間配当金3.8円の復配を公表済であるが、現状では変更していない。

計画の売上高に対し実績は若干の未達になったものの、コストコントロールにより目標とする利益は達成可能であるとアルファ・ウイン・キャピタル株式会社では予想している。なお、同社は、11月6日に決算発表を予定している。

現状では、日本国内においては、新型コロナウイルス感染症の拡大が懸念されているが、同社の業績に与える影響は、限定的であったと推測される。同社は、ストック型のサブスクリプションを主力のビジネスモデルとしているため安定した業績を維持しており、単価の上昇とアカウント数の増加により、今期(2021年9月期)も2桁の増収・増益をアルファ・ウイン・キャピタル株式会社では予想している。

【タイトル】

(出典)株式会社ウイルズ

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