話題株ピックアップ【夕刊】(3):アートSHD、プロパテDB、インタライフ
■川崎地質 <4673> 2,323円 +303 円 (+15.0%) 本日終値
13日に決算を発表。「12-8月期(3Q累計)経常が黒字浮上で着地・6-8月期は赤字縮小」が好感された。
川崎地質 <4673> [JQ] が10月13日大引け後(15:00)に決算を発表。20年11月期第3四半期累計(19年12月-20年8月)の経常損益(非連結)は2億0500万円の黒字(前年同期は1500万円の赤字)に浮上し、通期計画の2億1000万円に対する進捗率は97.6%となった。
■アートSHD <3663> 2,275円 +281 円 (+14.1%) 本日終値
アートスパークホールディングス<3663>が後場一段高。午後1時ごろ、グループ会社のカンデラが、組み込みソフトウェアソリューションメーカーの独シスゴ社と、現代の自動車ITアーキテクチャーの要件を満たす包括的なオートモーティブプラットフォームを構築したと発表しており、これが好材料視された。今回構築した「ハイパーバイザーベースの車載HMIソリューション」は、カンデラのヒューマンマシンインターフェース(HMI)デザインツール「CGI Studio」と、シスゴ社の安全性の高い自動車コネクティビティプラットフォーム「SACoP」を使用して開発。デジタルコックピットなどの安全性が重視されるアプリケーションや、車載インフォテイメントシステム(IVI)のような機能にソリューションを提供するとしている。
■プロパティデータバンク <4389> 2,909円 +351 円 (+13.7%) 本日終値
プロパティデータバンク<4389>大幅高で3連騰、上場来高値圏を突き進む展開となっている。株価は7月末にマドを開けて上放れ、2か月半で約2.5倍となった。不動産管理ソフトをクラウドで提供する「@プロパティ」が好評を博し、J-REIT向けを中心に需要取り込みが進んでいる。不動産業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を担う企業として存在感を高めており、具体的には3次元のモデリングソフトウェアを使用して設計・建設の生産性を向上させるBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)と、同社ソフトを連携させてかつてない業務効率化を実現させるサービスが注目されている。業績も18年3月期以降は大幅増収増益を続けており、21年3月期もトップライン、営業利益ともに2ケタ成長が見込まれている。
■インタライフ <1418> 312円 +37 円 (+13.5%) 本日終値
インターライフホールディングス<1418>が急反騰し、約3カ月ぶりに年初来高値を更新した。13日の取引終了後に発表した21年2月期上期(3~8月)の連結経常利益は前年同期比5.7倍の5億5400万円に急拡大して着地。通期計画の3億5000万円を既に大幅に上回っており、業績上振れを期待する買いが入った。主力の工事事業で受注済み案件の完工や新規大型案件の受注があったほか、健康増進法の改正に伴う分煙工事や喫煙ブースの受注が進んだ。また、原価の見直しによる採算の向上や固定費の抑制に加え、不動産事業で不動産仲介案件が積み上がったことも利益拡大に大きく貢献した。
■サノヤスHD <7022> 186円 +20 円 (+12.1%) 一時ストップ高 本日終値 東証1部 上昇率6位
サノヤスホールディングス<7022>が一時ストップ高。13日の取引終了後、21年3月期第3四半期に投資有価証券売却益36億3900万円を特別利益として計上すると発表しており、これが好材料視された。
■エフアンドエム <4771> 1,550円 +140 円 (+9.9%) 本日終値
エフアンドエム<4771>が大幅高で5日ぶりに反発。13日の取引終了後、クラウド型人事・労務管理システム「オフィスステーション」の利用企業が1万社を突破したと発表しており、これが好材料視された。「オフィスステーション」は、企業内で担当者が行う業務を効率化するとともに、全従業員の社内業務を効率化するクラウド型労務・人事管理システム。新型コロナウイルス感染症の拡大を受けたリモートワークの浸透や、ペーパーレス需要が高まっていること、対応帳票の豊富さ、必要な機能だけを低価格で購入できるアラカルト性などが評価され、直近20営業日で1000社の導入が決定するなど、導入数が爆発的に増加しているという。
■ハピネス・アンド・ディ <3174> 965円 +84 円 (+9.5%) 本日終値
ハピネス・アンド・ディ<3174>が急伸。13日の取引終了後に発表した21年8月期の単独業績予想で、売上高203億8200万円(前期比16.0%増)、営業利益3億円(同3.0倍)、最終利益1億5200万円(同黒字転換)と大幅営業増益を見込み、年間配当予想を前期比2円増の17円を予定していることが好感された。宝飾品・プライベートブランドの販売強化を図るほか、EC及びライブ販売などの非接触型販売の拡大を図り、売上高の伸長を見込む。また、不採算店舗の閉店を含めた出店政策の見直しを図り、利益率の改善を図るとしている。なお、同時に発表した20年8月期決算は、売上高175億6900万円(前の期比15.3%減)、営業利益1億100万円(同81.3%減)、最終損益1億8900万円の赤字(前の期2億6900万円の黒字)だった。
■いい生活 <3796> 963円 +80 円 (+9.1%) 本日終値
いい生活<3796>が大幅高で4連騰、全般軟調地合いのなか異彩を放つ上げ足で2007年以来13年ぶりの高値圏を走っている。不動産業界に特化したクラウドソリューションを展開し、テクノロジーと融合させて業務効率化や高付加価値化を支援する不動産テック関連のキーカンパニーとして頭角を現している。サービスインフラ基盤は全面的にAWSへの移行を開始しており、一段のコスト最適化を推進することで利益率改善を進めている。株式需給面では信用買い残が8月下旬を境に減少傾向にあり上値も軽くなっている。
■コーユーレンティア <7081> 1,746円 +136 円 (+8.5%) 本日終値
コーユーレンティア<7081>が反発。13日の取引終了後、20年12月期の連結業績予想について、営業利益を12億円から14億円(前期比5.1%減)へ、純利益を6億6000万円から7億9000万円(同22.4%減)へ上方修正したことが好感された。売上高は従来予想の210億円(同6.5%減)を据え置いたものの、ICT関連機器のレンタルサービスや、政府の緊急経済対策施行によるBPO案件の継続的な増益効果に加えて、全社的なコストコントロールにより販管費が想定を下回っていることが利益を押し上げるという。
■No.1 <3562> 3,455円 +250 円 (+7.8%) 本日終値
No.1<3562>が後場急伸。前引け後に発表した第2四半期累計(3~8月)連結決算が、売上高50億6500万円(前年同期比19.5%増)、営業利益1億4800万円(同0.8%増)、純利益1億1300万円(同12.9%増)となり、9900万円の営業赤字だった第1四半期に比べて利益が大幅に改善したことが好感された。テレワーク需要を背景に、引き続きサイバーセキュリティー対策としてUTM(統合脅威管理)機器の売り上げが伸長していることや、子会社No.1パートナーで比較的規模の大きな企業からの需要が堅調に推移していることが牽引した。また、7月からアレクソンが連結対象となったことも寄与した。なお、21年2月期通期業績予想は、売上高112億1000万円(前期比4.2%増)、営業利益5億6300万円(同56.0%増)、純利益4億400万円(同51.9%増)の従来見通しを据え置いている。
●ストップ高銘柄
GMO-FG <4051> 25,050円 +5,000 円 (+24.9%) ストップ高 本日終値
ユナイトアンドグロウ <4486> 2,305円 +400 円 (+21.0%) ストップ高 本日終値
芦森工業 <3526> 1,010円 +150 円 (+17.4%) ストップ高 本日終値
旭化学工業 <7928> 556円 +80 円 (+16.8%) ストップ高 本日終値
など、7銘柄
●ストップ安銘柄
WT天然ガス <1689> 1円 -1 円 (-50.0%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース