NY株式:NYダウ165ドル安、選挙前の経済対策成立期待が後退

市況
2020年10月15日 7時00分

米国株式相場は下落。ダウ平均は165.81ドル安の28514.00ドル、ナスダックは95.17ポイント安の11768.73ポイントで取引を終了した。投資銀行のゴールドマンサックス(GS)が第3四半期決算で債券トレーディングが好調でアナリスト予想を上回る好決算を発表したことが好感され寄り付きから上昇した。しかし、民主党のペロシ下院議長と協議を継続しているムニューシン財務長官が追加経済対策の選挙前の合意成立は困難との見方を示すと、失望感から下落に転じた。セクター別では資本財・運輸が上昇した一方で、銀行が大きく下げた。

銀行のウェルズファーゴ(WFC)やバンク・オブ・アメリカ(BAC)は第3四半期決算が予想を下回ったことが嫌気されそれぞれ下落。映画館を運営するAMCエンターテイメント(AMC)は資金が枯渇し潜在的に破綻する可能性が報じられ急落した。一方、小売りチェーンのベッド・バス・アンド・ビヨンド(BBBY)はクリスマス・ツリー・ショップなど複数の事業売却で2.5億ドルの資金を捻出する計画が好感され上昇。また、メディアのニューヨークタイムズ(NYT)や電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)はアナリストによる投資判断引き上げでぞれぞれ上昇した。

米国務省は中国のアリババ、JD.comなどでオンライン決済を手掛けるANTグループを貿易のブラックリストに加える計画だと報じられた。

Horiko Capital Management LLC

《FA》

提供:フィスコ

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