話題株ピックアップ【夕刊】(3):幸和製、エコス、レアジョブ
■幸和製作所 <7807> 1,030円 +150 円 (+17.1%) ストップ高 本日終値
幸和製作所<7807>が後場に入って急動意。同社はきょう午後2時30分頃に、21年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比53.2%増の1億6100万円となり、通期計画1億500万円を超過したことが好感されたようだ。売上高は同23.2%減の26億3400万円で着地。新型コロナウイルスの影響で介護用品・福祉用具製造販売と介護サービスはともに苦戦したが、組織の見直しや業務効率化で固定費抑制に努めたことが利益を押し上げた。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。
■エコス <7520> 2,494円 +236 円 (+10.5%) 本日終値 東証1部 上昇率3位
エコス<7520>が大幅高で3日続伸。14日の取引終了後に発表した第2四半期累計(3~8月)連結決算が、売上高674億1700万円(前年同期比7.0%増)、営業利益31億9600万円(同56.2%増)、純利益21億2200万円(同62.5%増)と大幅な営業増益となったことが好感された。集客につながる商品を割安感のある価格で投入したことや、働く女性や中高年層の顧客に応える簡便商品や総菜商品を強化したことなどの施策が奏功した。また、商品の調達コストの見直しや在庫効率の改善に取り組んだことなども寄与した。なお、21年2月期通期業績予想は、売上高1350億円(前期比6.7%増)、営業利益60億円(同39.9%増)、純利益36億円(同49.3%増)の従来見通しを据え置いている。
■レアジョブ <6096> 2,491円 +191 円 (+8.3%) 本日終値
レアジョブ<6096>が急反発。同社は、14日取引終了後、21年3月期業績予想の増額修正を発表したことが好感されている。売上高は53億円から54億円(前期比19.7%増)に見直したほか、営業利益は5億円から6億4000万円(同43.5%増)、純利益は2億7000万円から3億7000万円(同80.5%増)に修正した。新型コロナウイルス感染拡大による在宅での余暇時間の増加と英会話学習ニーズの高まりで売上高が当初計画を上回った。また、レアジョブ英会話サービスにおけるユーザー当たりのレッスン受講回数が当初計画を下回ったことに伴い売上高利益率が増加し、費用を抑制しながら事業運営ができていることも収益を押し上げる要因となっている。
■共同ピーアール <2436> 957円 +34 円 (+3.7%) 本日終値
共同ピーアール<2436>は急反発。同社は14日、埼玉医科大学総合医療センター総合診療内科・感染症科教授である岡秀昭氏の監修による、事業者向け感染症抑止コンサルティング事業を開始すると発表しており、これが材料視されたようだ。同サービスにより、通勤や勤務時に潜む感染症リスクの診断・評価を通じ企業ごとの適切な感染抑止策を提供するとともに、同社の知見も生かし感染対策から罹患者発生後までのさまざまな課題をワンストップで支援していくという。なお今回、同コンサルティング事業の第1弾のサービスとして、「オフィス向け新型コロナウイルス対策コンサルティング」を15日から提供開始するとしている。
■トライステージ <2178> 459円 +10 円 (+2.2%) 本日終値
トライステージ<2178>が3日ぶりに反発。岩井コスモ証券は14日、同社株の目標株価を500円から530円に引き上げた。投資判断の「A」は継続した。同社はテレビ通販などでダイレクトマーケティングを展開する企業に対して、番組放送枠の提供、企画・製作・受注などあらゆるサービスをワンストップで提供している。第2四半期累計(3~8月)の連結営業利益は前年同期比7.8倍の8億5800万円と大幅増益となった。テレビ事業は消費者の在宅率向上や健康意識の高まりで健康食品や医薬品などのテレビ通販のレスポンスが好調だった。この好決算を背景に21年2月通期の同利益は会社計画12億5500万円に対して13億円(前期比2.07倍)に見直しており、22年2月期の同利益も17億円と大幅増益を予想している。
■24セブン <7074> 1,205円 -322 円 (-21.1%) 本日終値
14日に決算を発表。「非開示だった今期最終は赤字転落へ」が嫌気された。
トゥエンティーフォーセブン <7074> [東証M] が10月14日大引け後(15:30)に決算を発表。20年11月期第3四半期累計(19年12月-20年8月)の最終損益(非連結)は14億円の赤字(前年同期は6.4億円の黒字)に転落した。
■スーパーバリュー <3094> 980円 -210 円 (-17.7%) 本日終値
スーパーバリュー<3094>が続急落。14日の取引終了後に発表した21年2月期上期(3~8月)の経常損益(非連結)は10億9900万円の黒字(前年同期は7億300万円の赤字)に浮上して着地。通期計画の9億9300万円を上回ったものの、通期予想の上方修正がなかったことが嫌気されたようだ。上期は巣ごもり需要が追い風になったほか、値頃感のある価格での販売やセール実施も奏功し、既存店売上高が前年同期比7.0%伸長した。また、生鮮部門の利益改善に加え、グロッサリーとホームセンターの在庫適正化なども黒字化に貢献した。
■リックソフト <4429> 4,715円 -685 円 (-12.7%) 本日終値
14日に決算を発表。「上期経常が44%減益で着地・6-8月期も62%減益」が嫌気された。
リックソフト <4429> [東証M] が10月14日大引け後(16:30)に決算を発表。21年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結経常利益は前年同期比43.9%減の1億2800万円に落ち込み、通期計画の5億4400万円に対する進捗率は23.5%にとどまり、さらに前年同期の56.7%も下回った。
■きずなホールディングス <7086> 1,374円 -192 円 (-12.3%) 本日終値
きずなホールディングス<7086>は後場急落。きょう午後1時ごろ、21年5月期第1四半期(6~8月)の連結決算を発表しており、売上収益17億6400万(前年同期比7.5%減)、営業利益8500万円(同59.3%減)となったことが嫌気された。前期にオープンした直営7ホールの収益が寄与したことや既存店の葬儀件数が増加した一方、新型コロナウイルス感染拡大による葬儀の簡素化や参列者数減少により葬儀単価が大きく下落したことなどが影響した。なお、通期見通しは従来予想を据え置いた。
■JNSホールディングス <3627> 683円 -82 円 (-10.7%) 本日終値 東証1部 下落率2位
14日に決算を発表。「上期経常が56%減益で着地・6-8月期も36%減益」が嫌気された。
JNSホールディングス <3627> が10月14日大引け後(15:00)に決算を発表。21年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結経常利益は前年同期比56.3%減の1億1200万円に大きく落ち込んだ。
●ストップ高銘柄
GMO TECH <6026> 3,380円 +500 円 (+17.4%) ストップ高 本日終値
GMOアドパートナーズ <4784> 757円 +100 円 (+15.2%) ストップ高 本日終値
など、6銘柄
●ストップ安銘柄
WT天然ガス <1689> 1円 0 円 (0.0%) ストップ安 本日終値
1銘柄
株探ニュース