話題株ピックアップ【夕刊】(3):テラスカイ、サーバワクス、北の達人

注目
2020年10月16日 15時21分

■テラスカイ <3915>  4,850円  -670 円 (-12.1%)  本日終値  東証1部 下落率4位

テラスカイ<3915>は急落。15日の取引終了後、21年2月期の連結業績予想について、売上高を107億2800万円から110億3800万円(前期比18.7%増)へ、営業利益を5億2000万円から6億8200万円(同5.9%減)へ上方修正したが、目先の材料出尽くし感から売られたようだ。セールスフォースの導入・構築案件が引き続き堅調に推移していることに加えて、子会社BeeXが行う、SAPをAWSやAzureなどクラウドにマイグレーションするビジネスが拡大していることが牽引する見通し。また、タイにおける新型コロナウイルス感染症に対する非常事態令の影響で、タイへの進出計画が遅延しており、見込んでいた支出が減少したことも寄与する。なお、同時に発表した第2四半期累計(3~8月)決算は、売上高55億5500万円(前年同期比24.8%増)、営業利益5億2800万円(同52.9%増)だった。

■サーバーワークス <4434>  5,920円  -610 円 (-9.3%)  本日終値

15日に決算を発表。「上期経常が24%減益で着地・6-8月期も30%減益」が嫌気された。

サーバーワークス <4434> [東証M] が10月15日大引け後(15:00)に決算を発表。21年2月期第2四半期累計(3-8月)の経常利益(非連結)は前年同期比23.7%減の1億4500万円に減り、通期計画の3億7700万円に対する進捗率は38.5%にとどまり、さらに前年同期の45.1%も下回った。

⇒⇒サーバーワークスの詳しい業績推移表を見る

■北の達人 <2930>  483円  -46 円 (-8.7%)  本日終値

15日に決算を発表。「上期経常は26%減益で下振れ着地」が嫌気された。

北の達人コーポレーション <2930> が10月15日大引け後(15:30)に決算を発表。21年2月期第2四半期累計(3-8月)の経常利益(非連結)は前年同期比25.7%減の10.3億円に減り、従来予想の12.3億円を下回って着地。

⇒⇒北の達人の詳しい業績推移表を見る

■ドトル日レス <3087>  1,500円  -123 円 (-7.6%)  本日終値

ドトール・日レスホールディングス<3087>が急落。15日取引終了後、21年2月期連結業績予想の下方修正と中間期の減配を発表したことが嫌気された。売上高は1050億2100万円から998億3200万円(前期比23.9%減)に見直したほか、営業損益は1億9300億円の赤字から45億9200万円の赤字(前年は102億8900万円の黒字)、最終損益は41億4700万円の赤字から79億9500万円の赤字(同60億5800万円の黒字)に修正した。新型コロナウイルス感染拡大による影響は、一時的な店舗休業や時短営業にとどまらず感染拡大防止対策による客席数の減少、外出機会の減少などに及んだことから、業績は想定を上回る悪化となった。なお、今期中間配当は1株当たり12円(前年同期比5円減)とすることを発表した。期末配当に関しては未定としている。

■日本国土開発 <1887>  561円  -39 円 (-6.5%)  本日終値

15日に決算を発表。「6-8月期(1Q)経常は59%減益で着地」が嫌気された。

日本国土開発 <1887> が10月15日大引け後(15:00)に決算を発表。21年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常利益は前年同期比58.8%減の9.3億円に大きく落ち込み、通期計画の93億円に対する進捗率は10.0%にとどまり、さらに前年同期の23.2%も下回った。

⇒⇒日本国土開発の詳しい業績推移表を見る

■HIOKI <6866>  3,550円  -190 円 (-5.1%)  本日終値

15日に決算を発表。「1-9月期(3Q累計)経常が9%減益で着地・7-9月期も41%減益」が嫌気された。

HIOKI <6866> が10月15日大引け後(15:00)に決算を発表。20年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比9.4%減の19.3億円に減ったが、通期計画の23.4億円に対する進捗率は82.8%に達し、5年平均の76.6%も上回った。

⇒⇒HIOKIの詳しい業績推移表を見る

■セリオ <6567>  1,309円  +300 円 (+29.7%) ストップ高   本日終値

SERIOホールディングス<6567>はストップ高。15日の取引終了後、21年5月期の連結業績予想について、売上高を79億円から80億円(前期比15.1%増)へ、営業利益を2億400万円から2億8000万円(同2.1倍)へ、純利益を1億3000万円から1億8100万円(同79.4%増)へ上方修正したことが好感された。就労支援事業で、新型コロナウイルス感染症の影響で見込んでいた出勤調整や稼働時間の減少が想定を上回るペースで回復していることに加えて、保育事業での園児数が順調に推移していることなどが寄与する見通し。また、コロナ禍での雇用及び給与維持を行った結果、全社で離職者数が減少したことで採用費が想定を下回ったことも奏功する。なお、第1四半期(6~8月)決算は、売上高20億7000万円(前年同期比15.9%増)、営業利益1億3900万円(同8.6倍)、純利益9100万円(同13.0倍)だった。

■グッドパッチ <7351>  3,860円  +700 円 (+22.2%) ストップ高   本日終値

グッドパッチ<7351>がストップ高。15日の取引終了後、21年8月期の連結経常利益は前期比39.7%増の2億9600万円に拡大し、3期連続で過去最高益を更新する見通しだと発表しており、これが好材料視された。今期はデジタルトランスフォーメーション(DX)需要が高まるなか、デザインパートナー事業で多様なプロジェクトにデザイン支援を拡大するほか、デザインプラットフォーム事業ではフルリモートデザインチームのGoodpatch Anywhereを中心に事業規模の拡大を目指す。なお、同時に発表した20年8月期の同利益は2億1100万円(前の期比2.5倍)だった。

■買取王国 <3181>  1,006円  +165 円 (+19.6%) ストップ高   本日終値

買取王国<3181>がストップ高。15日の取引終了後、第2四半期累計(3~8月)単独決算を発表しており、売上高23億1700万円(前年同期比0.4%増)、営業利益3400万円(同5.7倍)、純利益3100万円(同7.8倍)となり、大幅な営業増益となったことが好感された。新型コロナウイルス感染症の影響などにより、主要商材のファッションは不調だったものの、新規出店効果もあって工具が堅調だったほか、メディア、貴金属なども順調に推移した。また、経費削減に努めたことも寄与した。

●ストップ高銘柄

ジーンズメイト <7448>  334円  +80 円 (+31.5%) ストップ高   本日終値

ユニバンス <7254>  229円  +50 円 (+27.9%) ストップ高   本日終値

テーオーHD <9812>  379円  +80 円 (+26.8%) ストップ高   本日終値

くろがね工作所 <7997>  771円  +100 円 (+14.9%) ストップ高   本日終値

など、12銘柄

●ストップ安銘柄

Bエンジニア <7352>  1,634円  -500 円 (-23.4%) ストップ安   本日終値

ロゼッタ <6182>  2,640円  -700 円 (-21.0%) ストップ安   本日終値

ヨシムラHD <2884>  820円  -150 円 (-15.5%) ストップ安   本日終値

など、6銘柄

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