個人投資家・有限亭玉介:決算時期に注目すべき業種やテーマ【FISCOソーシャルレポーター】

特集
2020年10月18日 8時00分

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2020年10月13日15時に執筆

ここ最近は米国大統領選に注目が集まっておりますが、今の時期は個別銘柄の決算もしっかり監視したいところです。日本全体のコロナによる経済損失は計り知れないものですが、逆にコロナで業績を伸ばした好決算企業は注視しておきたいもんですな。兎角、早くこのマスク生活から解放され、大声で野球観戦をしたいもんです。

改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。

コロナによる緊急事態宣言が解除から約4ヶ月経ちましたが、巣ごもり関連やテレワーク関連などの新たな生活様式への需要は引き続きあるようです。

緊急事態宣言の渦中では、スーパーなど小売業の売上が伸長しましたが、中食と言われる外で購入し自宅で食べる需要は引き続き高く、ECサイトで注文して自宅に配達してもらえるネットスーパーの普及も業績寄与の要因と見られております。首都圏を中心にスーパーを展開するオリンピックG<8289>は、経常利益(1Q)が前年同期比6.1倍で着地するなどしているため、同業他社の伸長も監視中です。

「巣ごもり」をターゲットにしたECサイトに注力する企業が増えた事で、テモナ<3985>などサブスクリプションビジネスを支援する企業も物色されました。これまでECサイト利用が日常に浸透していなかった家庭でも、コロナを機にECサイトの利便性に気づいて長期的なユーザーとして根付いていく可能性がありそうです。

やクックパッド<2193>などレシピサイトも会員数を増やした他、ホームセンターでも除菌アルコールはもちろん、日曜大工のようなDIY関連も売上を伸ばした模様です。スーパーとホームセンターの複合店を展開するスーパーバリュー<3094>も上方修正しております。昔住んでいた街ではよくよく利用させて頂きましたねぇ。

とはいえ、やはり一番インパクトが大きかったものはテレワーク関連でしょうか。電子署名関連を含む業務効率化のブームは菅内閣のデジタル・ガバメント政策が追い風となっていますので、やはり中長期的に監視を続けていきたいテーマです。

かねてよりセキュリティの不安から満足に導入が進まなかったテレワークですが、コロナで多くの企業が取り入れるようになると、ソリトンシステム<3040>などのテレワーク向けのITセキュリティ関連が買われました。

コロナの感染拡大で多くの業種ではネガティブな影響が出ている事を考えると、経営コストの見直しなどで省人化へのニーズは今後も強まっていくと思われます。リストラなどによる企業の再編は残念な部分もありますが、1日8時間で週5日という働き方がスタンダードでは無くなり、ワーク・ライフ・バランスが充実していくかもしれませんねぇ。

今後はオンライン診療が初診でも解禁されるとなると、薬の処方箋などもECサイトのように配達が可能になる未来も想定しておきたいです。高齢化でお年寄りが増えるとすれば、持病の薬を定期的に薬局へ貰いに行かなくても配達してもらえるシステムが必要とされるでしょうな。

仕事が効率化され日本人全体の労働時間が減れば、必然的におうち時間が増える為、「巣ごもり」と「テレワーク」は、未来のあたくし達の日常となりそうですねぇ。

さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。

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執筆者名:有限亭玉介

ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず

《FA》

提供:フィスコ

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