FFRIなどサイバー防衛関連株が軒並み高、政府主導で産官学連携の動き加速
FFRIセキュリティ<3692>が3連騰で一時125円高の3205円に買われ連日の年初来高値更新となったほか、ラック<3857>、SIG<4386>、セラク<6199>、セキュアヴェイル<3042>などサイバーセキュリティー関連株が軒並み買われる展開となっている。菅政権ではデジタル庁創設に始まるデジタル政策を積極的に国策として推し進めていく方針を示しているが、デジタルトランスフォーメーション(DX)への投資を加速するなか、サイバー攻撃への対応も喫緊の課題となっており、DX関連株人気と並行してセキュリティー関連株にも光が当たり始めた。21日付の日本経済新聞では「政府はサイバー攻撃の分析と防衛を担う産官学の合同機関を立ち上げる」と報じており、セキュリティー人材の育成も含め、安全保障面から産官学連携でサイバー攻撃の脅威に対応する計画を国策として打ち出していることが、関連銘柄の株価を強く刺激する格好となっている。