今日の為替市場ポイント:米追加経済対策法案成立への期待で円買い抑制も

通貨
2020年10月23日 8時38分

22日のドル・円は、東京市場では104円75銭から104円48銭まで下落。欧米市場では、104円55銭から104円92銭まで反発し、104円90銭で取引終了。本日23日のドル・円は、主に104円台後半で推移か。米追加経済対策の早期成立は難しいとみられているが、大統領選後に法案成立の可能性はあることから、リスク回避的な円買いが広がる可能性は低いとみられる。

22日の米国債券市場では、10年債利回りが6月上旬以来となる0.868%近辺まで上昇した。市場関係者の間では、「長期金利の急上昇は米国経済の早期回復を妨げる可能性がある」との見方が浮上している。また、追加経済対策法案の成立やウイルス感染の減少などによって長期債利回りがさらに上昇した場合、米連邦準備制度理事会(FRB)は、より長期の国債購入を検討する可能性が高いとみられている。FRBの金融政策は雇用の最大化や物価安定に寄与するものだが、連邦政府債務を持続可能な水準にとどめるために、長期債などの利回り水準の過度な上昇を抑えることも重要課題となりそうだ。

《CS》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.