マザーズ指数が続急落、時価総額上位の銘柄売られ1200台割り込む場面も
東証マザーズ市場に上場する銘柄に一部投げ売りの動きが出ている。マザーズ指数は一時60ポイントあまりの急落で1200大台を下回る場面があった。ここ最近はアンジェス<4563>やBASE<4477>など個人投資家に人気のあった銘柄への売りがかさんでおり投資家のセンチメントを急速に悪化させている。きょうはアンジェスは反発に転じているものの、フリー<4478>やBASEなど時価総額上位の銘柄が大きく売られ、指数を押し下げる格好となっている。市場では「マザーズ銘柄による2階建てで信用取引を行っているような個人投資家の一部に追い証が発生しているが、まだ全体に波及しているような状況ではない。ただ、投資マインドの減退は顕著で、この新興市場のリスクオフが東証1部などの主力に波及してくる可能性を警戒している」(国内ネット証券大手)という声が聞かれる。