岩谷産が一時7%強の上昇、水素関連の成長評価で実質29年ぶり高値
岩谷産業<8088>が急伸。株価は一時、前日に比べ7%強上昇した。14年11月につけた4460円の高値を更新し、1991年以来となる実質29年ぶりの高値に躍り出ている。同社は水素関連の中核企業で水素ステーションを国内外で展開しているほか、液化水素を製造するノウハウを持つ。菅義偉首相が、26日に就任後初の所信表明演説で温暖化ガスの排出量を2050年までに実質ゼロにする目標を掲げる方針と伝えられている。水素ステーションの設置拡大策も示すとみられており、水素関連の成長性を見直す動きが強まっている。