個人投資家・有限亭玉介:デジタル推進で加速する5G化と多様化のDX関連【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2020年10月19日10時に執筆
さて、菅総理の政策の一つとして携帯電話の料金値下げがありますが、5G拡大への停滞を招くのではないかという懸念もあるようです。ただ米アップルが10月13日にiPhone12の関連イベントで5G対応の機種を発表した事から、これからが日本の5G本格始動になるとの見方もあるようで…その見通しは様々ですな。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
5Gが始動したものの、多くの人にとってはまだ身近では無いようです。iPhone12の発売により5G対応のスマホが身近になれば、5G活用を前提としたサービスも増えていくと思われますが、現状での5Gは想定していた速度には届いていないとの報道もあります。東京オリンピックを目途に更なる改善に期待したいですねぇ。
5G関連は以前より買いが入っておりますが、実用化へ向けたWi-Fi導入を手掛けるJTOWER<4485>や情報セキュリティ機器を手掛けるNo.1<3562>もここ最近で物色されております。5Gはスマホに接続するだけでなく、IoTで多接続する事を目的としており、車や医療など多くのモノと繋がる程セキュリティ面の拡充も必要とされます。
テレワーク実施の際もセキュリティは課題でしたので、一般に広く普及するには5Gでも精度の高いセキュリティ対策は当然のものにしなければいけません。テレワークによりオンライン上で機密情報を扱う頻度も高まっていますし、IoTで遠隔操作している対象物が誤作動を起こす事も避けなければいけません。
先日はドコモ口座を使われた不正送金がニュースになりましたが、これから先もデジタル化により金融システムや行政においても不正送金や情報漏えいを目にする機会が増える可能性もあります。ただ、現金を盗まれた時とは違い、デジタルであれば形跡を辿って犯人を特定できる利点もあり、セキュリティレベルを向上させる事もできます。
金融系のシステムを手掛けるキューブシステム<2335>や、官公庁案件などマイナンバー関連も手掛けるクロスキャット<2307>は年初来高値を更新しており、DX(デジタル・トランス・フォーメーション)やデジタルガバメントにおけるセキュリティ関連まで投資家の興味を惹いておりますな。
DXを行う目的としては、業務の効率化が一番だとは思いますが、あたくしは学校や医療現場でこそ、どんどん推進すべきと考えております。教師や医療従事者は過酷な労働環境で働いており、規制緩和やDXが進めば仕事量が大幅に削減できる可能性があります。DX関連の今年のIPO株であるSpeee<4499>は、メディカル・ヘルスケアのサービスを企画中ともあり、ちょっと気になっています。
日本の社会保障費は年々膨らんでいる事を考えると、政府は高齢者の長期入院を減らすよう予防医療に注力していくと思われます。9月に米アップルのApple Watchに備わっている心電図機能が日本で医療機器承認された事から、他社でも医療系の携帯デバイスが広がる可能性があります。
それらが5Gで繋がり、ビッグデータ解析から病気を未然に防げるよう医師が遠隔で管理できるサービスや、保険証代わりになったマイナンバーカードとリンクして、詳細な健康状態を全国どの病院でも共有できる未来が来て欲しいですなぁ。
教育分野でもICTや教科書のデジタル化が検討されていますが、テストもデジタル化されれば先生達のテストの採点や成績評価まで自動化され、ペーパーワークに追われる作業から解放されるのでは…なんて、ますます多様にDX化していく未来を想像しております。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
《FA》