5万円以下で買える、財務健全・低PBR 26社【東証1部】編 <割安株特集>

特集
2020年11月6日 19時30分

少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、赤字決算や無配の企業が数多くあることには留意したい。

東証1部上場企業では273社が最低投資金額5万円以下で購入できる。今回は、財務体質の安全性を見る指標の1つである「株主資本比率」に注目してみた。株主資本は株主からの払込金と、過年度からの利益の蓄積で構成される。負債とは異なり返済・支払を必要としない資金であるため、総資産に対する比率が高いほど財務の安定性が高いといわれている。また、割安株という観点からPBR(株価純資産倍率)が1倍以下の銘柄に絞り込んだ。

下表は東証1部上場銘柄(銀行を除く)を対象に、(1)最低投資金額が5万円以下、(2)株主資本比率が50%以上、(3)PBRが1倍以下――を条件に投資妙味が高まる26社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは6日現在)

なお、8日(日)16時00分に「5万円以下で買える、財務健全・低PBR【2部・新興】編」を配信する予定です。ご期待下さい。

最低投資 株主資本  実績

コード 銘柄       金額   比率   PBR

<1514> 住石HD     12600   88.0  0.56

<9479> インプレス    17700   64.9  0.73

<7727> オーバル     22700   61.5  0.40

<9067> 丸運       23900   58.4  0.30

<5912> OSJBHD   25000   63.0  0.89

<7971> 東リ       25900   50.1  0.44

<6356> 日ギア      29800   74.3  0.51

<9972> アルテック    30700   67.5  0.47

<6927> ヘリオスTH   31000   82.7  0.45

<3865> 北越コーポ    36900   52.4  0.34

<5408> 中山鋼      36900   70.3  0.24

<1921> 巴        37300   67.4  0.46

<8881> 日神GHD    39600   53.6  0.32

<6853> 共和電      43500   68.9  0.75

<4220> リケンテクノ   43600   57.0  0.55

<8018> 三共興      43900   73.0  0.57

<1914> 日基技      45100   76.7  0.49

<1826> 佐田建      45600   57.6  0.51

<5358> イソライト    47000   71.7  0.78

<6826> 本多通信     47000   78.9  1.00

<8864> 空港施設     47100   50.8  0.43

<9412> スカパーJ    47800   61.2  0.61

<3512> フエルト     48000   72.8  0.57

<3376> オンリー     48300   70.5  0.35

<6489> 前沢工業     48900   59.1  0.52

<7442> 中山福      49700   69.0  0.46

※単位は最低投資金額が円、株主資本比率が%、PBRが倍。

※直近予想が最終赤字、無配の企業は除いた。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.