プレミアムウォーターホールディングス---2Qも2ケタ増収・大幅な増益。製造原価の低減や物流網の構築を推進
プレミアムウォーターホールディングス<2588>は6日、2021年3月期連結第2四半期(20年4月-9月)決算(IFRS)を発表した。売上収益が前年同期比23.5%増の271.58億円、営業利益が同175.7%増の21.28億円、税引前利益が同229.7%増の19.12億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益が同161.3%増の11.13億円となった。
2020年5月の緊急事態宣言解除後、ショッピングセンター等の商業施設の営業が再開され、同社の顧客獲得方法の一つであるデモンストレーション販売が、平時と同様の活動が行える水準まで回復したことに加え、テレマーケティング・Webによる新規顧客の獲得も2021年3月期第1四半期累計期間に引き続き堅調に推移した。そして、既存顧客の継続率の向上や顧客満足度向上のための各種付帯サービスの提供等も進めた結果、売上収益は増収となった。また、同社では、7月から8月の間を夏商戦期間と位置づけ、新型コロナウイルス感染拡大の防止策を講じつつ、営業活動の積極的な展開や各種プロモーションを強化したことにより販売促進費用等が増加した。その一方で、各工場設備の稼働率の向上等による製造原価の低減や物流費の安定化につながる物流網の構築等による各種費用の低減に努め、営業利益は増益となった。
2021年3月期通期については、売上収益が前期比21.0%増の550.00億円、営業利益が同88.2%増の35.00億円、親会社の所有者に帰属する当期利益が同44.6%増の27.00億円とする8月6日に上方修正した業績予想を据え置いてる。
《ST》