NY株式:NYダウ262ドル高、景気循環株への移行続く
米国株式相場はまちまち。ダウ平均は262.95ドル高の29420.92ドル、ナスダックは159.93ポイント安の11553.86ポイントで取引を終了した。新型コロナワクチンや治療薬開発期待を受けた景気見通しの改善で連日、ハイテク株から景気循環株に買い換える動きが続いた。セクター別では、自動車・自動車部品、エネルギーが上昇した一方、半導体・同製造装置が下落した。
化粧品小売りチェーンのアルタ・ビューティ(ULTA)と、ディスカウント小売りのターゲット(TGT)は小売りにおいて戦略的提携を発表しそれぞれ上昇。また、ウォールマート(WMT)と自動車のゼネラルモーターズ(GM)は自動運転配送での提携を発表し上昇した。在宅フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ(PTON)は有名歌手との契約を発表し、上昇。一方、オンライン小売りアマゾン(AMZN)は欧州連合(EU)が競争法違反の疑いで同社を追加調査すると発表し下落した。
携帯端末のアップル(AAPL)は新作発表イベントで市場の予想通り、自社製チップ「M1」搭載した複数のマック製品を発表した。リモートワーク・学習の広がりでマック製品が例年以上に重要で、年末商戦への期待が高まっている。
Horiko Capital Management LLC
《FA》